まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

【マイブログ大賞】新世紀カラオケの17歳が年齢を超えた存在感で歴史を新しくする!/J-POP論・POP詩の宇宙

2019-01-09 01:39:58 | J-POP論/POP詩の宇宙

今年も早いもので1月9日になりました。昨年は3日に日テレ【歌唱王】4日にテレ東【カラバト】のSPが放送されましたが、今年は前者が12月に、後者は通常枠で16日(水)に放送されるだけです。ここ数年盛り上がりが凄かったので、その反動でしょうか。第六回歌唱王にはリピーターの鹿児島県志布志市の小学校教諭の男性が、第三回に続いて2冠を飾りました。毎月2回放送のTHEカラオケバトルは、11月の年間チャンピオン決定戦で、U-18(18歳以下)四天王TOP2の堀優衣(高三)が一昨年に続き連覇し、10冠に王手をかけました。しかし、この3月に高校を卒業するため、残る1冠は大学入学後に持ち越しとなりました。彼女には、ぜひ大学在学中にCDデビュ(現在インディーズ盤1枚のみ)ーし、カラオケアイドルのTOPの座に君臨し続けて欲しいものです。とりわけ、その驚異的な歌唱力と前世紀には聴かれなかった《歌唱》の透明感を生かして、城南海(きずきみなみ)・林部智史に続く【カバーアルバム】を出して欲しいものです。

昨年のカラバトで一番目に付いたのは、U-18四天王の一人でありながら、4年もの間優勝の無かった【佐々木麻衣】が11月の歌うま甲子園頂上決戦2018で悲願の4冠目を獲得した『別れの朝』での低音ボイスでした。これまで彼女は高音域が中心で、幼時から大川栄作などの前座を勤めた乗りの良い演歌でした。しかし、今回の優勝のかかった大舞台で、あの歴史的な名曲に何と《低音域》から切り込んでいきました。そして最後まで持ち前の高音を封印して、この曲に余すところなく籠められた歴史的瞬間に果敢に挑んでゆきました。その成果は末尾にアップした通りです。彼女自身の17歳(高二)の【現在】をあえて捨て去り、その存在感で1970年の【過去】を新しくしたのでした。これこそが、新世紀カラオケの真骨頂です。『別れの朝』は1970年頃、かのテレビ史に残る名番組11PM(日テレ。故大橋巨泉司会)で月間テーマ曲にスタジオライブで採用されました。私も九州の片田舎で受験勉強の傍ら何度も耳にしていました。この歌詞と曲と歌声(前野曜子。昨年死去)には、あの時代の誰もが抱いた想いが深く刻まれています。麻衣ちゃんに心からありがとうと言いたいと思います。・・・《続く》

 

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佐々木麻衣 カバー 『別れの朝』(ペドロ&カプリシャスWITH前野曜子)

https://youtu.be/gSc5eKG-0bI?t=18