空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

イタイ話

2010-01-10 19:35:18 | 本の森
寝る前にちょっとだけ・・・と思って読み始めたら
止まらなくなって一気読みした『フリーター、家を買う』有川浩。

どーせ、図書館シリーズ的な、軽く読めるものなんだろう、
なんて思ってたら、全然ちがかった。
読めるといえば、読めるし
「こんないい人ばっかりいるか!」とか突っ込みたくもなる面がないとは言わない。
でも、わからず屋のオヤジ加減とか、正統派姉ちゃんとか
うつ病を患うに至った母親の苦悩とか苦悩とか苦悩とか・・・
そして、無力な自分(男だけど。フリーターだけど。甘ちゃんだけど)
いろんなところでチクチクチクチク・・・・

痛いんだ。

時々その気持ちが、それぞれの気持ちがわかっちゃうところが痛い。

で、それをどうするの?
何ができるの?
自分だったら?

考えちゃった。

差別的考えが、自分の中にないか。
「私だって大変なんだ」って思ってないか。
「だってしょうがないじゃん」って言い訳してないか。

ますます痛い。

自分的に、「今」読んだことに意味のある本でした。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自粛&製作 2 | トップ | ありがたいことではありますが。 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんと・・・ (piro)
2010-01-12 20:38:51
こちらの地元紙で、有川浩の連載小説が始まります。
うう・・・新聞連載って・・・
年配読者はついていけるのだろうか。
万人が読む読み物、書けるのかな・・・(失礼だべな。)

これは痛くない話だといいんですが・・・。
返信する
>piroさん (しずく)
2010-01-13 15:16:30
なんと・・・新聞連載。
年配読者、万人が読む読み物・・・
うむむ・・・心配。

あんまり深刻な話だと、困っちゃいそうですね

返信する

コメントを投稿

本の森」カテゴリの最新記事