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空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

ベルリン・フィル八重奏団

2017-01-29 21:58:05 | 出かけてみた
Phillharmonic Octet Berlin。

恥ずかしながら、いわゆるクラシックのコンサートへ、ほとんど行ったことがない。

それでも行ってみようかと思ったのは
どの分野でも、一流の人の作るものってすごいんだなと
いまさらながら気づいたから。

そこそこうまい人、好きでやっている人も、
それはそれで実に素晴らしいと思うのだけれど
極めた人、というのはまた違った輝きを放つのだなと感じることがあったから。


しかし個人的にハードルは高い。
まず、連れがいないので、一人コンサート。
(人見知りにはそこそこきついシチュエーションである)

PROGRAM
ニールセン:軽快なセレナード
ドヴォルザーク(シェーファー編):5つのバガデルOp.47(八重奏版)
シューベルト:八重奏曲ヘ長調Op.166 D803


・・・なに? えっと…八重奏版じゃないのも存在するってこと? 
D803?
そもそも八重奏って、どの楽器で八重奏組んでるの?

ほらね。まったくわかってないのですわ…

第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
ふむふむ、弦ですね。
金管はホルン。
それにクラリネットとファゴット。

なるほど。



大ホールの後方、後ろには数列しかないくらいのところ(でもど真ん中)。
ここにどんな音が届いてくるんだろう。

なんて思っていたら、もう最初から「うっわぁ…」でしたわ。

語彙力がないので、ああいう音をどう表したらいいかわからないけど。
豊かな表現と、澄んだ音色と、ハーモニーとしてしっかり調和しつつも
それぞれの楽器が違うから、音をとらえようとすれば容易に8個、聴き分けることもでき。
でもぶつかりあうわけでもなく。
それぞれがすごい技術を持つこともすぐわかるけれど
それをひけらかすような点があるわけでもなく。
お互いを信頼しているのも伝わってくるし、対等だし。
ポジションとして「コンサートマスター」はいるけれどもね。

今の知識量の私としたらもったいないくらいの音楽を聴かせていただいた、と感じました。

途中意識が飛びそうになったところは、あったんだけれども…
それは「つまらなくて」ではなくて、心地よすぎたんだな💦
ちょっと目を閉じて、届けられてくる音を受け止めてみたいな、なんて思っちゃったら
まずかった💦


これはぜひ、こういう音楽もチャンスがあったらまた聴いてみたいな、と思っている。

びっくりするのは、
そのあといつも聴いている音楽を聴いたときに
普段聴き取れていない音が急に聴こえるようになっていること。
「え? ここにこんな音入ってたんだ!」
「あともう一人の声、どうしても聴こえなかったんだけど、こんなに明確に入ってたんだ!」

いろんなものが、つられて新しい輝きを放ちだすのは、すごいことだ。


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