空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『ボクたちクラシックつながり』ピアニストが読む音楽マンガ

2017-10-12 22:41:53 | 音の旅
『ボクたちクラシックつながり』
  ピアニストが読む音楽マンガ  青柳いづみこ を読む。

「のだめカンタービレ」「ピアノの森」「神童」
などの漫画を通して、音楽について語っている一冊です。


第一章 一回読譜したらとっととやるぞ!
第二章 楽譜通り弾け!
第三章 バレンボイム対ホロヴィッツ!?
第四章 コンクール派と非コンクール派
第五章 留学--クラシックをやるなら海外でなきゃ駄目?
第六章 指揮者の謎
第七章 コンサートで受けるプログラム
第八章 音楽は人間が出る?
第九章 ピアニストは本当に不良債権か?



ふふふ。

楽譜をみたら調性と拍子とテンポをチェックする。

好きな曲を弾けと言ったんで、特技を見せろと言ったわけではない。

難しい曲を弾ける子は、今は君じゃなくてもたくさんいるから。

室内楽で、コミュニケーション術を学び、
それぞれの立ち位置を考え、人の声を聴く練習をする。

指導者は、細かすぎる指導で生徒を委縮させてしまってはいけないし
あまりきちんとやろうとすると個性を殺してしまうし
かといってゆるめすぎると全体が崩れるし、
兼ね合いが難しいところ。
指揮者とオーケストラの関係も全く同じらしい。

弾き振りの難しさ。


…なんてぐあいに
ああ~なんだかわかるなぁ、ということがいろいろ。

きちんと学んだ人たちでさえ、こんなふうに思う、感じる、葛藤しているのだから
愛好家であるわたし(たち)が悩んだって当たり前だよね。

少し気分が楽になる。。

自分の音を追い求め、自分が響きあうことのできる作品を追い求め
自分と気のあう仲間を追い求め、
自分なりによいところが出せる活動形態を追い求め、
そうして本当に納得のいく演奏がいつかできたら…


それはほんとうに素晴らしいこと。



きっと、いつか。

かならず。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« くよくよするときは | トップ | つめ »

コメントを投稿

音の旅」カテゴリの最新記事