2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

ゆとり教育がやめになるらしいので一言

2007年01月23日 | Weblog
うちの小6の息子は、ほぼ、どっぷりとゆとり教育を受けてきた子どもです。

でも、悪かったことって特に思い至りません。

今年は学級崩壊しましたが、去年までは先生に恵まれて、極めて順調でした。


5年の時の公開授業は、円の面積でした。

先生は、円を細い扇形に切って、たがいちがいに貼って、

「ほーら、長方形に見えてきたでしょう?」

「見えなーい!!」

「半径だったところが、高さだよ~、円周の半分が底辺だよ。」

と、円の面積の求め方の仕組みを、図を使って丁寧に説明していました。

もちろん、円周率は3.14でした。


ゆとり教育でも、各先生の努力で子どもはちゃんと勉強していたのではないかと思うのです。

ただ、マスメディアの報道で、危機感を煽られた親は、子どもを塾や、習い事に通わせたのではないでしょうか?

実は私も、テレビに言われて、子どもを塾にやった親です。

でも、結果的には、塾にやってよかった。

と、思ってます。

うちの場合は特に、今年は学級崩壊しましたから、塾には本当に助けてもらいました。




ゆとり教育のおかげで、学習塾の業界は売り上げを伸ばしたのではないでしょうか?

あと、私立中学を受験する家庭もすごく増えているらしいです。

ゆとり教育、日本経済の内需拡大に貢献です。

こういう、サービス業の繁栄は、環境を破壊しないし、景気を良くすることに貢献できてなかなか良いのではと思うのです。

これは、ゆとり教育と言う政策で、政府が行った施策の結果だと思います。

たまたまなったんでしょうね。

でも、一度膨らんだ教育業界はしぼむわけにいきませんから、教育ブームはすぐには元に戻らないでしょう。

格差社会の始まりとも言われているみたいです。



ゆとり教育の次は何でしょうね。

社会はどう変わっていくでしょう?

社会がどういう風に変わっても、親である私達は、せいいっぱい世の中を見極めていきます。

そうして、自信が無くても、心配でも、一生懸命考えて、自分の責任で子どもを育てるしかなさそうです。



ちょっと思ったのですが、ゆとり教育の教育内容でも、全部ちゃんと勉強すればけっこうたいしたものかも。

とも思う。

もしかしたら、もっと根本が壊れているのかもしれません。


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