2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

ワーキングプアのこと

2008年01月13日 | お金のこと
社会問題として認められたのも最近のことらしいです。

社会問題ということは、社会のシステムが悪いせいなんですね。

1日に8時間とか、それ以上働いても食べるのがやっととか、食べるのも大変などということがあるなんてやっぱり、社会がどこか間違っているんだと思います。

時間当たりの賃金が安いということなんだと思います。



それで、考えてみたんですが、

人間はそもそも基本は食べるために働いて暮らしているわけです。

食べるものを手に入れることができて暮らしていければ働く時間というのは食べ物を手に入れるために使う時間だけでいいわけです。

でも、今はお金を価値の物差しにして、文明人は極端に分業化した仕事をしているわけです。

だから、食べ物は自分で作ったりしないで誰かが大量に作ったものをお金で買うようになりました。

自分の働いた労働で得たお金と、交換できる食べ物の量を考えたときに、ワーキングプアの人には不公平な分配になっているんだと思います。

今の労働がどうなっているかというと、派遣や、下請けという言葉どおり、実際に働く人とその仕事の間には幾重にも仲介者が入って少しづつ儲けを取っているのです。

非常に複雑で間接的な仕事の仕方をしているので、食べ物までの距離がとても遠くなっています。

ワーキングプアAさんが、例えば田舎に土地があって、自分の労働で直接作物を作ったらどれくらい収穫できるでしょうか?

例えば、1000円で小麦粉を買ってパンを自分で焼いたらどのくらいパンができるでしょうか?

これは極端な話ですが、問題はこの辺ではないかと。

分業化は効率が良くて生産性が上がる素晴らしい方法だったのに、社会が大きくなりすぎて働かないで食べる人が多く加わっているのです。

時間をなるべく自分のために直接使うようにできたらいいのかも。

自分の労働を誰かに儲けさせないようにするにはどうしたらよいのか考えて見ます。

まず、皆がやっていることを当たり前だと思わないことです。

皆が全部間違っているかもしれないのです。

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