2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

ワーキングプア その2  労働が商品になる

2008年01月14日 | Weblog
昨日書いていて、今日になって思いつきました。

以前、お金が元手になってお金が儲かる仕組みがあるということを書きました。

お金を商品にしてお金を儲けているのです。

派遣や、下請けという仕事の仕組みはそれと似ていて、労働を商品にしてお金を儲ける仕組みです。

人の労働を商品にしてお金が儲かるのですからやめられません。

何を言っている! 人聞きの悪い。

というかもしれません。

派遣会社の人だって働いているんです。

派遣会社の社長だって働いて給料をもらっているのですから労働者ではないかと。

誰も、ただ、人の上前をはねているわけではないように見えます。

会社というのがみんなを働く人にしてくれています。



ここで問題なのは、生産に関係しない仕事だということです。

右の物を左に動かして手数料を儲ける仕事だからです。便利屋さんです。

生産というのは、食糧や生活に必要なものを作る仕事で、これが人間の基本の仕事です。

社会は複雑になったし、余裕もできたので生産に関係ないこともお金で取引されるようになりました。

でも、生産関係の仕事と、そうでない仕事は分けて考えておかないといけないと思うのです。

生産にかかわらない人ばかりが増えて生産する人がいなくなったらどうなるでしょうか?

今、日本はまさにこの状態なのですが、お金があるおかげで海外から買ってきているのです。

日本の食料自給率40パーセントというのは案外的確に生産に関係する仕事をしている人の割合を表しているのかもと思います。



生産にかかわらない仕事をしている人もけっこう忙しかったりするので気がつかないかもしれませんが、そういう仕事ってなくてもいいのかもしれません。

資源が無くなり、社会が貧乏になっていき、だんだん基本的な社会に戻って行った時に残る仕事は何か?

現代は仕事の創出の時代で、儲かる仕組みがどんどん考え出されているのですが、どんなもんでしょうか。

できれば、無駄な仕事はしない方がいいはずです。


これから仕事を探す人は、できるだけ自分の労働を自分のものにできて、生産に関係する仕事ができたらと思います。


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