2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

縮む社会

2010年06月04日 | Weblog
NHKのニュースで「縮む社会」という特集をやっている。

社会が縮小していく時、何が起きるのか? というようなことを実例をあげている。

この前は自衛隊に人が集まらない、というのをやっていた。

以前は花形だった、航空自衛隊のジェット機のパイロットに希望者が減っているのだという。

若者達は、積極的に機関銃を撃って攻撃することより、輸送機のパイロットや後方支援といった、人道的な仕事を望んでいるようなのだ。

テレビでやっているくらいだから、社会が衰退していくということは、隠しようのない事実で、すでに対策やら、覚悟やらを必要としているのかもしれない。



そういう目で世の中を眺めると、すぐには納得しかねる様子にあふれている。

世の中のサービス業は、異常にきめ細かな痒いところに手の届くサービスを提供してお客集めをしている。

それなのに物の値段は安くなる一方だ。

消費が減っているので競争が激しくなっている。

値段を安くするだけではもう生き残れなくなって、サービスの質が異常に高まっている。

地方の町おこしも異常に過熱している。

○○で町おこし!!  どこも必死に見える。

地方自治体は人口を減らすまいと、他の自治体と住民の奪い合いをしているところもあるという。

そんなことしても、日本人が全体的に減るんだから仕方ないのに。

減った人口で豊かに暮らすにはどうしたらいいのか? を考えた方が発展的だと思うけど。




高速道路の土日割引で観光客はすごく増えたんじゃないだろうか?

みんな一生懸命遊んでいる。

働く人はすごく頭をひねって至れり尽くせりの便利なアイデア製品を考えている。

安くて良い物、良いサービスがあふれている。

とうとうやってきた暮らしやすくて楽しい世の中かも。

でも、その裏側には廃業したフェリー会社や、安く出来なかった企業や、アイデアが思いつかなかった会社などがあるはずだ。

なんだか崖の淵に立っているような気がするのは私だけだろうか?






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