リニア実験線(7) ついに時速500kmの世界へ！

11月24日　（金曜日・晴れ）

　つづき

　いよいよ、時速500kmに向けて加速し始めました。↑は加速の様子。当ブログ・動画の初投稿です。リニアの加速力の凄さをご覧下さい。かなりぐらつきますが、これは車体の振動が原因なのでご了承を。ジェット機ほどではないとしても、かなりのものです。おそらく、何かにつかまらないと真っ直ぐ立ってはいられないでしょう。（なお、振動は横方向のものだけで、当然ながら上下にゆれるということはありません。）

　トンネルには、照明が等間隔に並んでいます。普通の鉄道では、蛍光灯は横向きに取り付けられているのですが、ここでは縦です。窓から見ていると、光の帯のように見えます。残念ながら写真ではこの通り↑‥‥

　遂に500km/h！＋1km/hはちょっぴりサービスといったところでしょうか？？最高時速に達するのは、ちょうどこの高架橋がある、やや長い地上区間です。リニアは、1.2kmある地上区間を僅か8秒で走り抜けます。
　500km/hのリニアから見る景色はどんなものだろうと楽しみにしていました。意外にも、窓からの景色はちゃんと見えました。乗る前は、建物も道路も、さ～っと流れるようにしか見えないと思いこんでいました。

　早くも減速が始まりました。今の新幹線は、最高速度から駅に到着するまで4km～5kmの停止距離を要します。一方、リニアが500km/hから停止するのに必要な距離は約6kmとのこと。最高速度だけでなく、加減速の性能も優れているのです。ただし、新幹線ほどの快適さや乗り心地を求めるのは難しいようでした。

　400km/hくらいになると、まだムチャクチャ速いはずなのに早くも「遅くなったなぁ」という気がしてきました。