8月3日 (木曜日・晴れ)
つづき
名鉄名古屋駅から、津島線・尾西線経由の佐屋行きに乗ります。
津島線は、名古屋本線の須ヶ口から分岐して津島へと向かう支線で、その前身は大正3年に開業した名古屋電気鉄道の津島線です。
瀬戸線の記事で「優等列車を重視するのは名鉄の社風」と書きましたが、ここ津島線の優等列車はちと変わっています。手もとの「名鉄時刻表Vol.20」を見ると、昼間のダイヤは概ね次のとおりです。
上り(名古屋方面) 急行(快急):1時間2本 普通:1時間4本
下り(津 島方面) 普通:1時間6本
この通り、上り方面だけ優等列車が走り、下りは全部普通電車という珍妙(?)なダイヤになっています。
なんとか優等列車を設定しようとしたところ、下り列車は難しいが上りはできるということになったのではないかと思います。時刻表を見る限り、下り急行の設定も不可能ではなさそうに感じますが。
これがもし他社なら、上りも下りも普通だけしか走らせないでしょう。
電車は東名阪自動車道の下をくぐり、いかにも郊外という場所を走りながら、名古屋から30分ほどで津島線終点・高架上の津島駅に着きました。ここから尾西線へ直通し、2駅目の佐屋がこの電車の終点です。
佐屋駅の構内踏切
つづく