鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

訓の書き取りは苦手

2006年10月28日 | 私の経験と学習の軌跡
 ネットで紹介されていた問題を解かせて貰ったのですが、訓の書き取りをいくつも間違いました。

1, きざし ×気刺 ○兆し、萌し
2, ひがむ ×俾む ○僻む only
3, もつれる ×縋れる ○縺れる only

1について

気褄と目刺しを足して二で割ったような答えを書いてしまいました。萌は準1級配当ですから、出てこなくてもまあ仕方ないけど、兆は常用漢字で、しかも7級(小4)配当です。ときどき常用漢字が書けなくなります。因みに、中3と小6の娘に遣らしてみたら、二人とも書けませんでした。

「辞典」の訓を見ると、兆(きざ)しには、○高とあります。これは、高年齢出産のことではなく、高校で習う音訓です。娘達が出来ないのは当たり前です。私も、高校のときに漢字をきっちり勉強した記憶がありません。もしかすると、高校で習う音訓は、弱点かもしれませんが、今更、常用漢字の高校用音訓を学習し直す気にはなれません。ただ、今後、「辞典」を見るときに○高は、注意するようにします。

以前書いた「忘れた漢字を憶える」方法で、学習し直しました。また、疼くで書いたとおり、訓の書き取りが思い出せないときは、音訓相補の観点から、その意味の音読み熟語を想起するのがいいと思います。だから、きざしという意味のある兆の音読み熟語(兆候、前兆、予兆、瑞兆、吉兆)を頭に入れるようにしました。

2について

僻むは、準1級配当ですが、これも何度も間違えています。私の場合、一度間違ったものは、また間違うということがよくあります。僻むは、成美堂本(2002年版)第12回でも間違いましたし、しのぶん様学習中の「合格ノート」TEST12(遣ったのは約1年前)でも間違えました。

部首が人偏であることは解っているのですから、音符が出てくればいいわけです。これも、音読み熟語(僻見、僻説)を想起することだと思います。

3について

縋(すが)ると、縺(もつ)れるの漢字の記憶が縺れてしまいました。縺には、「辞典」に音読み熟語が載っていないので、1や2の方法は使えません。

実は、縋るのもよく間違ったのですが、すがる=糸を追いかける=縋と憶えました。同じ方法で、もつれる=糸が連なる=もつれると憶えればいいでしょう。

明日は漢検ですね。私は受験しませんが、受験される皆様のご健闘を祈念致します。


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