鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

最近の故事諺は、合格者の得点源

2007年02月16日 | 18-3(第42回)

(19.7.15 18-3の合格者平均点等の情報追加)

 故事諺は、18-1でも18-2も、「征服」に8割載っていました。また、この小問の合格者の推定平均点は、18-1から18-3まで孰れも18,6点でした(18-2、18-3については、あおむし様から情報提供を受けました)。平均点が9割を超えているということは、合格者の相当数が満点をとっていると思われます。

 18-3も調べてみたところ、同じく8割(問)載っています。今回は、8問とも、I故事諺欄に載っています。 具体的には、114頁1番、117頁9番、12番、121頁16番、123頁19番の問題は寸分違わぬ文で出題されました。114頁19番、116頁14番、120頁19番は、少し文が異なりますが、出題された漢字は同じです。

 「征服」に載っていない問題の内、細謹は、「本試験型」第7回に載っていることは既に述べました。合格者の多くは、「征服」と「本試験型」で学習しているでしょうから、これも出来た受験生が多いように思います。 残る一つの

 九仞の功をイッキ(一簣)に虧く

についても、「本試験型」第4回、「合格ノート」TEST9に出ています。また「辞典」の見出し語にもありますし、「四字熟語」に【一簣之功】という見出し語もあります。更に、あおむし様から手交された過去問情報によれば、これは、4-1、6-2、13-1で出題されている頻出問題です。まあち様の調査によれば、1級合格者の約半数はリピーターであり、過去問はかなり研究していると思われますので、これも合格者の多くは正解に達したでしょう。 そうすると、今回の故事諺も、合格者の相当数が満点を取ると思います。故事諺は、合格者の得点源になっているということです。

 故事諺は、出そうと思えばいくらでも難しい問題が出せるように思いますが、H4からの過去問の蓄積もありますから、過去問を手を変え品を変え出し、少しだけ新出問題を出しているという感じです。今後も同様の傾向が続いて欲しいなあ。

 と思っておりましたが、19-1で捻ってきました



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