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まだまだ旅行日記は続きます。。。。
今日はフランダースの犬の舞台、アントワープ。
列車を間違えて、鈍行に飛び乗ってしまい、
非常にのんびりした列車の旅が始まりました。
通常3、40分くらいでつくはずが、
1時間過ぎても着かないので、ようやくこの列車は鈍行なのだと
気づきました。
お陰で、観光は急ぎ足気味。
またゆっくりいつの日か、、、
まずは、ルーベンスが亡くなる前まで25年くらい住んでいた
「ルーベンスの家」へ。
バロック風の大邸宅。
お庭も綺麗で、其処には1本大きな木が立っていました。
当時から立っていたのかなあ。。。
お庭は冬なので、とても寂しい色でしたが、、、
中はルーベンスと同年代の画家達の作品が飾られた美術館になっています。
しばし絵画鑑賞したら、メインの教会に行く時間が!!!
ダッシュで、フランダースの犬の舞台へ!!
日本でだけはアントワープといえば、フランダースの犬。
そんな日本人のために、ネロ君の銅像までたったようですが、
そのお目当てのノートルダム大聖堂にお買い物に時間をとった私達は、
走ってむかう。教会が閉まる30分前に到着。
ほとんど人も居なくて、静まり返った大聖堂で
時間を忘れて見学する事ができました。
この教会170年くらいの歳月をかけ建てられたものだそうで、
その厚い信仰心には完敗です。
すごく大きな教会です。
ネロ君が最後に見たルーベンスのキリスト磔刑図。
サイズ一杯に描かれた人物像がすばらしい迫力で描かれていました。
少しくらいけど、フランドル絵画の落ち着いた色彩と
際立った表現方法は、静かなひと時を与えてくれ、
とても好きです。
その横には、
聖母マリアを称えた小さな礼拝堂がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/83/14ef1cb39d026b0bd2153d126d5b26ba.jpg)
このマリア礼拝堂が10世紀に建てられたそうです。
それから1000年近く、教会は幾度となく形を変え、
火事で大部分が焼失したり、偶像破壊活動に略奪など。
今では、フランダースの犬の影響で、日本人も多く訪問するのか、
日本語の解説も置いてあります。。。
マリア礼拝堂で熱心にお祈りする人が数人いました。
この聖母マリア像は、1000年以上にもわたり、
アントワープの守護聖人として、
人々の悲しみを拭い癒す大切な存在だったのだと感じました。
ヨーロッパの大聖堂は、すばらしい芸術作品の宝庫ですが、
それだけではないのですね。