EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

4月28日ブリュッセル王立音楽院にて、チャリティーコンサート

2011年04月22日 | 演奏会
皆様

来る、4月28日(木)20時より、ブリュッセル王立音楽院大ホールにて、
東日本大震災復興支援チャリティーコンサートを開催する運びとなりましたので、
ここにご案内申し上げます。

日本の復興への想いを一つに、また被災された方々の少しでもの励ましになるよう、
私たち音楽家は音楽で祈りをこのコンサートに托して、音楽院の日本人学生を中心に、
教授群の協力も得て企画いたしました。
一人でも多くの方々にご来場頂き、少しでも日本の復興に役立てられる事を願い、
それが日本に届きますよう、ベルギー在住以外の方にも送ります。
どうぞ、このメールのご転送、ご伝達をよろしくお願い申し上げます。

日本が乗り越えようとしているこの苦難を沢山の方たちと分かち合い、想いが一つになれば、
絶望は希望に変わるはずです。 Play and Pray for JAPAN 

2011年4月22日ブリュッセルにて
                  白木絵美


「Concert de soutien pour les victimes du séisme et du tsunami au Japon」

「出演」
有志の学生
「賛助出演」
Jean-Claude Vanden Eynden, Véronique Bogaerts, Tomiko Shida,
Therese-Marie Gilissen, 菊池洋子, 正木裕子, Sarah Dupriez etc

「プログラム」
正木 裕子(ソプラノ)
平城山 / 平井康三郎
 
橋爪 皓佐(ギター) Julien Siguré (ギター)
パヴァーヌ 作品50 / G.フォーレ
夏の庭(抜粋) / S. アサド

藤本 実沙(Piano)
ソナタ イ短調 作品310 / W.A.モーツァルト
 
白木 絵美 (リコーダー)
Carlota Ingrid GARCIA (トラベルソ)
Varoujan DONEYAN (ヴァイオリン)
Fiona-Emilie POUPARD (ヴァイオリン)
Karina STARIPOLSKY (ヴィオラ)
Ronan KERNOA (チェロ)
Benoit Vanden BEMDEN (コントラバス)
Jacques WILLEMYNS (チェンバロ)
リコーダーとトラベルソのための協奏曲ホ短調 / G.P.テレマン


Merve Mersinligil (Piano)
ダンテを読んで~ソナタ風幻想曲」(巡礼の年 第2年「イタリア」S.161より)

菊池 洋子 (Piano)
即興演奏 ”Haiku”

Jean-Claude Vanden Eynden (Piano)
Véronique Bogaerts (Violon)
Tomiko Shida (Violon)
Therese-Marie Gilissen (Alto)
Sarah Dupriez (Violoncelle)

ピアノ五重奏曲 作品 81 第2・3楽章/ A.ドヴォルザーク

「チケット」
大人 20 euro
年金受給者/ハンディキャップをお持ちの方 15 euro
学生 10 euro

「場所」
ブリュッセル王立音楽院・大ホール

「予約・情報」
電話: 02 500 87 23
メール: christine.paternostre@conservatoire.be
ホームページ: www .conservatoire.be

収益はすべて在ベルギー日本大使館から日本赤十字社を通して日本の被災者へ寄付いたします。


4月28日ブリュッセル王立音楽院にて、チャリティーコンサート(仏)

2011年04月22日 | 演奏会
Mesdames, Messieurs,

Suite à la grande catastrophe au Japon, je me permets de vous envoyer ce mail pour vous inviter au concert de soutien pour les victimes du séisme et du tsunami.
Le concert aura lieu le jeudi 28 Avril à 20h dans la Grande Salle du Conservatoire royal de Bruxelles.

Je vous remercie de transmettre ce mail afin de rassembler un maximum de public.

Cordialement,
Emi Shiraki



CONCERT DE SOUTIEN POUR LES VICTIMES DU SEISME ET DU TSUNAMI AU JAPON
Organisé par les étudiants du Conservatoire royal de Bruxelles

Avec le concours de JEAN-CLAUDE VANDEN EYNDEN, VERONIQUE BOGAERTS, TOMIKO SHIDA, THERESE-MARIE GILISSEN, YOKO KIKUCHI, HIROKO MASAKI, SARAH DUPRIEZ et des étudiants

Jeudi 28 avril 2011 à 20h00

Grande Salle du Conservatoire royal de Bruxelles
30 Rue de la Régence 1000 Bruxelles

Prix des places :
Adultes 20€
Plus de 65 ans et handicapés 15€
Etudiants 10€

Informations et réservations : 02/500 87 23
christine.paternostre@conservatoire.be

L'intégralité des bénéfices sera versée à la Croix-Rouge de Belgique pour ses actions au Japon.

Le concert est officiellement soutenu par l'Ambassade du Japon en Belgique

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- Le Programme -

Hiroko Masaki (Chant)
  Narayama / Kozaburo Hirai

Kosuke Hashizume(Guitare) et Julien Siguré (Guitare)
  Pavane op. 50 / G.Fauré
  Suite summer garden for two guitars (extrait) / S. Assado

Misa FUJIMOTO (Piano)
  Sonate en la mineur, K.310 / W.A.Mozart

Emi SHIRAKI ( flûte à bec )
Carlota Ingrid GARCIA ( Traverso )
Varoujan DONEYAN ( Violon )
Fiona-Emilie POUPARD ( Violon )
Karina STARIPOLSKY ( Alto )
Ronan KERNOA ( Violoncelle )
Benoit Vanden BEMDEN ( Contrebasse )
Jacques WILLEMYNS ( Clavecin )
  Concerto en Mi mineur pour Flûte à bec et Traverso et Orchestre TWV52:e 1 / G.P.Telemann

-- Pause --

Merve Mersinligil (Piano)
  Après une lecture du Dante,
  fantasia quasi sonata (Années de pèlerinage II, S. 161 No. 7) / F.Liszt

Yoko Kikuchi (Piano)
  Improvisation "Haiku"


Jean-Claude Vanden Eynden (Piano)
Véronique Bogaerts (Violon)
Tomiko Shida (Violon)
Therese-Marie Gilissen (Alto)
Sarah Dupriez (Violoncelle)
  Quintette pour piano en la majeur, op. 81 (2ème et 3ème mvts)/ A.L.Dvořák



チャリティー a Bruxelles 2011年4月20日

2011年04月22日 | 演奏会
日本人アーティストの展覧会のオープニングで一人で演奏してきました。
他に、KORAというアフリカの民族楽器(ギターみたいな形だけど、ハープみたい)のDUOも演奏されていました。
すごく素敵で、またトークも上手でした。。。
こういうところで、上手に話せるようになりたいけど、無理~~!!!!


日本の曲が演奏できたらいいのですが、、、、
アーティストの方に、着物の羽織を借りて、羽織って演奏しました。来週もこれ着て、演奏します。
ベルギーにいる人たちもみんな、日本の為に懸命に動いています。
みんなの気持ちが一つになって、誰かの心に届きますように。


今晩チャリティーコンサート

2011年04月20日 | 演奏会
今晩、ブリュッセルにて、チャリティーに参加します。
チラシが張り付けられなかったので、そのまま添付します!

日本人の思いが伝わりますように。。。。。



日時: 2011年4月20日(水)18:00 — 4月28日(木)21:00
会場: Gallery 10/12
住所: Rue de la grande île 12, 1000 Bruxelles
URL: http://10-12web.blogspot.com/
電話: 0495.27.80.12(前田)
担当: 前田サイコ
内容: チャリティー展覧会(約40名のアーティストによる作品展示と販売)、募金、フライヤー等の配布


チャリティーコンサート

19時  Miki Tsunoda et Nana Hiraide バイオリンDUO
20時  白木絵美 リコーダーソロ
20時30分 Vincent Wilkin (Kora)


Wednesday 20 April, 18:00 – Thursday 28 April, 21:00
Charity exhibition by 40 artists

at Gallery 10/12
Rue de la grande île 12, 1000 Bruxelles
http://10-12web.blogspot.com/

*The 50% of sales of each works goes to the charity.

contact: sa.neo.chanoyu@gmail.com
0495.27.80.12(saiko)



久しぶりに

2011年04月18日 | 日記
今日の昼間、コンサートの受付手伝いをしました。
小さな素敵な教会。
ヴィオラ・ダ・ガンバは、あの世界的有名なヴィーランド・クイケン氏、
身近でマレの2声のヴィオール集が聴けて、久しぶりに
胸の奥底にぐぐぐっと、入ってきた感覚がまだ抜けないでいます。
うまく言葉では、言えません。

言葉では言えないのは、たぶん、この感情に単語がないんだと思う。


ただ、久しぶりに音楽が自分の中に少し戻って来た気がしました。


リハーサルの時、クイケン氏は、弓を持たずに、弓のボーイングを
イメージトレーニングしていました。
いつも音楽の中に居る。いつでも、真っ向に。73歳。
そのあとみんなでコーヒーショップに行きましたが、テーブル上の指がフレットを押さえていた。彼そのものが音楽。

ずっと昔、一度お話しする機会があって、聞いた事があります。

「音楽が降りてきて、それを演奏するだけです」と言っていました。
その頃、頭で理解した神秘性、今日その言葉を思い出して聴いていました。今日目の前で感じたこの言葉には、当時私が理解した時のとは少しのずれがあって、一言で言うと、

彼自身が音楽。手や体の動きから、メロディーが、
表情、髪の毛から、涙から汗までもが、音符。
言葉は必要ないし、実際、無意味になる。

こういう、なんだかマジックに合ったような出来事、
人生の中でそう在ることではないとつくづく思って噛みしめながら聴いていました。



あかちゃんと大人のコンサート

2011年04月16日 | 演奏会
先日、チャリティーコンサートで演奏してきました。

ブリュッセルには日本人の小さな赤ちゃんがいるママの集まりや、
外遊びできる年齢の子供を持つママの集まりなどきちんと組織としてなりたっているグループがあり、毎週集会や遊び場の提供、イヴェントなども企画されています。

知り合いから、そこで演奏してくれないかと言われており、あかちゃんと、そして演奏会になかなかいけないお母さんの為にも音楽を聞かせてあげたいという要望で、プログラムを進めていました。あかちゃんのお気に入りはアンパンマン!という事で、ディズニーや聞きやすそうな曲を用意していました。

震災後、チャリティーにできないかという相談があり、プログラムもすべて変更しました。
震災の前、そのプログラムには、サザンのTSUNAMIも入っていました。まさかこんな日が日本に来るなんて、思いませんでしたし、正直、震災後しばらくしてからも、チャリティーのお話しがいくつかありましたが、自分自身の気持ちの整理や、日々の生活の中で、なかなか音楽することも上の空で、ニュースを見たり、インターネットの記事にくぎ付けになる日々をしていたので、チャリティーにすると決まってからコンサートまで、日にちもないということで、少し混乱しました。

チャリティーをして、出来れば被害に遭われた方への追悼の音楽も入れてほしいという事で、あかちゃんもいるし、くる年齢層もわからないという事で、色々考えて、
もう一方、幼稚園の先生にあかちゃんのための曲をお願いして、私は結局お母さん方の為に
聞かせる音楽で選曲することにし、バッハやバロック音楽などを演奏しました。

あかちゃん集団に音楽を聞かせるという事は、実際初めてで、
あんなにたくさんの赤ちゃんを見たのも、久しぶり、日本人ママも、こんなにブリュッセルにたくさんいる事にも驚きました。
もっと、わめいたり泣いたり、そわそわする子がでてくるかなーと心配しましたが、
なんとか無事演奏し終えました。
やっぱり小さい子供は、高い音のなる楽器が好きなようで、
一瞬ぴたりと物音がやんで、笛の音に耳を澄ます瞬間があり、私自身も興味ぶかかったです。
幼稚園の方が紙芝居もしてくださり、なんだか微笑ましい光景も流れて、
私の心も和みました。



募金もたくさん集まったようで、全額赤十字に寄付されました。
どこかで悲しい思いをしている方の誰かの所に届いてくれる事を願います。






こんなに、たくさんの日本人が、一つになろうと、困った隣人に力を貸そうと、
自分にできることは何か、謹んで必要なものを、贅沢をせず生きるには、たくさんの人たちが
考えているなんて、それが現実に訪れたという事自体が、私は奇跡のような気がします。

ヨーロッパに居る人々に、助け合い、励まし合い、共に懸命に生きようとしている日本人の姿はたくさんの人にも届いています。
日本人の昔から持つ、強さとしなやかさ、そして優しさは、本当に誇るべき事です。
声を大にしなくとも、伝わっています。


知らない人たちが私に、日本はどう?家族はどう?頑張れ!!!と声をかけてくれる毎日です。
私も日本で今頑張っている人たちに恥じない様に、活動していきたいとおもいます。




一昨日、新しい生徒さんがうちに来られましたが、その方は震災お2日前に仙台から来られた方でした。震災のまわりには、それぞれの背景があり、それぞれの想いやつらさがあります。
涙目で少しだけお話ししてくださりました。

音楽でも何か役にたてることはあるのではと思いました。





















チャリティーコンサート 

2011年04月02日 | 日記
なかなかブログが更新する事ができませんが、毎日閲覧の数のみ把握することができるのですが、毎日どなたかが足を踏み入れてくださっているので、ブログも続ける事にします。


Bon,,,,,

私は家にテレビがなく、家でできるだけネットで情報取集をして、眠れない日が続いていましたが、生活にも支障がでてきたり、チャリティーコンサートも入ってきたので、普通に生活をする努力をしていましたが、そう簡単に割り切れるほど自分は器用ではないな、、とつくづくおもってしまいます。

自分に今できることは何か?

なんだか、何にもない気がしてしまいます。こんな脅威を目の前に突きつけられ
そう感じるのはごく自然な事だと私は思いますが、それでも、明るく生きている人々が沢山いる事に、正直ものすごく驚き、私は焦りました。
焼野原から今の日本を作り上げてきた人々の底力、精神力、
かないません。

ベルギーの人たちが心配して毎日声をかけてくれます。
こちらの人々にも、日本の被災者の人たちが懸命に生きて、少し笑みを浮かべて大丈夫と言っている姿、冷静な表情が心に強く残っているようです。



音楽ってなんなんだろう。追悼の音楽をしてください、
普通のコンサートをしてください、とかいろんな要求をされる中、
私はどのような音楽が出来るのか、、、、、、、

来週には一人でチャリティーコンサートで演奏するのに、
正直、気持ちの整理がついていません。
なんの音楽したらいいのかも、正直まだ自分の中で決まっていない・・・。




ベルギーでも日本人のコンサートの自粛が決定する反面、
チャリティー活動が活発になり、チャリティーコンサートもずいぶん行われています。
自粛を決めた日本大使館。大使館を通して募金もできるようになりました。


音楽院でもチャリティーを行う事になりましたが、いまだに日本大使館は、協力要請は
検討中だそうです。チラシも作る事ができません。
何のためのチャリティーなんだろう。

音楽や芸術、娯楽や趣味、、、、自粛って、本当は何の為にするものなのでしょうか?



先日、語学学校で、一人の生徒が、日本から放射線が入ってきたので、薬局では薬を無料で配っていると言いました。

あの日から、何回か授業がありましたが、最近は日本の事を触れないよう、気遣いをくれていたのが、一気に放射能の日々のニュースにナーバスになっているこちらの人々には、少なからず衝撃だったようで、みんな黙り込んで、いつもは和やかな空気が一変してしまい、つらい時間が流れました。


先生が、そんな薬を配るなんてはずはないと思うと何度も私をかばうように言ってくれましたが、色々な情報やデマが飛び交って、どれが真実なのかわからないと不信に思っている人もたくさんいます。また他国で起きた問題が自分の身体に影響すると想像したら、怒りさえ出てくるのも想像できます。


語学学校なので、みんな片言フランス語で、難しい単語はしりませんから、
薬と言っていましたが、彼女の言うのは、おそらく、ヨウ素の事で、
日本から船がベルギーにも入ってきた時、放射能が一緒に流れてきたと言っていました。



私自身がきちんした知識で彼らの不安を取り除いてあげられたらいいのですが、
その時は、なんだかとてもつらい気持ちになり、私は言葉がでませんでした。

これだけ日本に注目が集まる中、日本人としての発言に少しばかりの影響力があることを
肌で感じ、神経過敏に批判的な目で毎日ニュースを見ている人もやはりいるという事に気づきました。語学学校には、いろんな人種の人々が来ているので、顕著に出てきます。


後で日本人の方が、ベルギーのアントワープの原発20キロ圏内の住人には、
無料で薬局がいつかの爆発の時の為に薬を配ったと教えてくれました。
ブリュッセルではそういう話はまだ聞いていませんので、その噂が流れたのかもしれません。




世界中は、やはり日本贔屓なところがあり、日本がいかに今まで世界に優遇されていたか、
無条件に得していた部分があったのです。これからの行動、状況で今までの日本のイメージも変わっていくのかと思うとても不安になりました。
いつか、日本人だからと言って、差別的な行動をされるときが来るのでしょうか。。。。日本から戻った海外の人々も、苦しい思いをしている人がいるかもしれません。
逃げたわけじゃない人もいるだろうに、逃げて、放射能を連れてきた、なんて思う人もいるんだとおもう。



沢山の人が応援し、心から傷を分け合おうとしてくれている日本が好きな人たちがたくさんいる中、今まで日本がしてきた歴史的行動は、別の見解が出てきても仕方がないのでしょう。



自分にできる事なんて、何にもないと思ってしまう。
毎日夢だったんじゃないかと思って、そしてそんな夢も見る。