詩と音楽

昨日、ワイン商の家に招かれて、春にやるコンサートの打ち合わせに行ってきました。
フランスの詩に音楽をコラボレーションして教会でリサイタルをするという事で、私はアマチュアチェロの人と演奏することになりました。

フランスの詩って、すごく音が綺麗なんですが、読んでみても全然よくわからないし、
題材にする詩はとても有名なので、日本語訳を探してみたいとおもいます。
そういえば、友達にフランスの詩の本を借りていたから、よい機会なので読んでみようかな。


詩にあった雰囲気に自由に音楽を選んでよいという事なのですが、
とても楽しみ。その詩は、罪が題材でその中から、神や喜びを見出すという内容なのですが、
打ち合わせ中、終始私の頭の中はバッハしかありませんでした。
チェリストもバッハのチェロ組曲から選んでいくというので、バッハを中心に選んでいくこととなりました。

そのワイン商のミッシェル氏の家は築１００年以上たったベルギーのお屋敷で、
古いチェンバロもあり、そこでサロンコンサートもさせてもらえるという話になり、
なんだかわくわくしてきました。芸術愛好家らしい、たくさんの絵画がありました。
そういう人の家って、必ず、日本のうちわや掛け軸があるんですよね。
知的者の象徴みたいになってるんでしょうね。


しかし、詩の内容、ちゃんとわかるかしら。。。。
フランス語もっと勉強しないと。。。。。。。。。

昨日は、

時差ボケのおかげで、毎朝５時に起きています。その代り夜９時ごろには眠くてふらふら・・・・。
そこまで眠いか？９時で？？という感じで、自分でも気づかないので、昨日はついつい転寝をしてしまいました。


私の通うブリュッセル音楽院は、公用語のフラマン語圏とフランス語圏に学校自体が完全に分立しています。私はフランス語圏に在籍していますが、クイケン兄弟など有名な古楽奏者がいるセクションはフラマン語圏で、そっちとあっちはまったく　システム、学費、先生、校舎が違い、名前と本校が同じなだけで、別の学校なのですが、、


縁あって、フラマン語圏の室内楽に参加する事になり、昨日初めて室内楽の授業を受けました。
その先生がこれまた独特で初めて出会う人種でした。


教室に入ったら、ひっそりとミカンを小刀で食べていました。静かに。
手で皮は剥けるよな・・と思いながら、、、こんにちは。と自己紹介しようとおもいましたが、
何も言葉を発しない、

おや？どこにいる？？なんだか別世界に住んでいる人みたいでした。

部屋は明るいお昼間なのに、なんだかその先生の周りだけ、ランプをともした薄暗い部屋の中のようで、
背中も曲がっているし、山籠もりしている人みたいな雰囲気。



演奏を初めても、うんともスンとも、、、、
次第にエンジンがかかり、話だし、踊りだしたのです。

それまでの時間のまあ、ゆっくりな事。どんだけエンジンかかるねん・・・と思いながら、、、


フランスバロックを持っていったのですが、一時間終始、身体を使うんだ。
音楽を皆で演奏するときも、フィジックを使えばすべてがOKなんだ。とおっしゃって、体の事だけ学びました。
初めのレッスン、試験直前のレッスンだったので、かなり大胆なレッスンだな、、と思いましたが、


そして先生が横で、腕をあげました。
踊ろうとしたのですが、映画のワンシーンで、王様が踊りだすように私には見えました。
まだ踊ってないんですが、ダンスが見えました。
おもわず私は

わあ・・・・ダンスだ。と言ってしまいました。


ほかの生徒も、たぶんみんな感じたのか、みんなでゲラゲラ笑いました。

初めの雰囲気から、こんなにみんなに笑いが起きる空気が出てくるとは、
誰が想像できたでしょうか・・・・


腕一つ上げるその動きだけで、後のダンスが見えるなんて、
不思議だなーと思いました。

そのあと、演奏中、先生はひそかに踊っていました。
ダンサーじゃないので、ダンスは上手じゃなかったので、そこがまた面白かったけど、、、、


そしてそのバロックチェロ先生はレッスンが終わるころには、またエンジンがディミニュエンドして、静かに去っていきました。。。。




言葉を巧みに使い教える人はやっぱり教師に向いているし、
感覚で音楽をして、それで音楽家になれた人たちは、教える時もかなり抽象的で、教えるのは
あまり上手ではない人が多いですが、びっくりするような視点で物事を話し出すので、
本当に面白い。

とても気になる事。

試験勉強をしなければならんのですが、ついついパソコンに手が伸びる・・・。

日本の洋服通販サイトを見るのがひそかに楽しみである今日この頃。
通販サイト。便利だなー。日本にいたらおもいっきし買ってしまいそうな、、、
プチプライスだってさ。そんな言葉いつから出来たのじゃ？？？

最近とても気になるのですが、モデルさんの表情が、変・・・・。
色々な傾向があるのでしょうが、最近のモデルさん、バリエーション豊富なのはいいですけど、
やたらと口を開けているのが気になる～～～～！！！
変なの・・・・。ついつい突っ込んでしまう。。。

あらやだ！！　と外人みたいに肩あげて口を縦に開いて手を添えるポーズとか、
なんか面白いな～～。服よりもそっちが気になってついつい観察してしまいます。
あんまり普段やってる人、居ないですよね・・・・


バリエーションは大切ですけどね。。。。




私のアパート、大家が売りたいらしく、一年以上も張り紙を出していますが、
買い手がみつからず、大家は私が原因だと思っている。
度々知らない人が家を見学しに来るのも物騒だし、売れないのは私のせいではない。
湿気で壁ははがれているし、暖房もキッチンも壊れていてメンテナンスも行き届いていない。



この前は、君が住んでるから売れないんだ。と理不尽なことを言われた。ちゃんと家賃払っているの
に。。。。新規契約もしたのに。。。。。現在契約期間中だし。

毎週日曜日の午後は、見学者の為に必ず家にいろ！！これは義務だ！と強く言われた。
でも、見学者が来ない日もあるし、私のせいではない。
日本に帰国していたことを黙っていたら、さっそく帰ってから大家の友人からコンタクトがあった。
私が帰国している間は、大家がカギを開けて見学させると言っていたからだ。


私が不在の時に大家は自由に使えるのでしょうか・・・。




来週は写真を撮って、張り出すらしい。大家は私の事が嫌いらしく、いつも別の人を使って連絡してくるのですが、とうとう向かいの部屋の大家に一切合財を頼んだようで、また知らない人が家にずかずか入って来る。。。。。。なんだか心配・・・・・。まったく信用してよいのかどうなのか。
心配。心配。心配。
そして見学者は、買い手なので態度横柄な人がほとんどで、
正直迷惑する。時間も守らないし。アパートが売れても私には何も関係ない。
というか、このアパートを引っ越す気が私には無いんですけど。。。。。。。
何度も言っているのに。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


いつか追い出される。。。。
そして６回目の引っ越し？？？
大家だけ変わってくれたらいいんだけど。

日本滞在

関西空港飛び立ち、ベルギーに再入国です。






生徒さんが、リコーダーケースを作ってくださいました！

テナー３本が入り、鞄になっています。めちゃくちゃ便利。
前回の帰国の際に、別のリコーダーケースも作ってくださいましたが、さらに改良して
作ってくださいました。
うう。感謝です。これから毎日共に生活を送るリコーダーケース。
生徒さんの応援がいっぱい詰まっていて、本当にありがたい。。。



チャックのところは、EMIというアクセサリーもついてます。
間には楽譜も挟める、何本も持ち歩く機会が多い私には大変便利。
現代曲をするようになってから、たくさんの楽器を持ち歩く機会が多いので、
リュックサックパンパンになっちゃうことが多いのです。

テナー３本入るということは、一つの穴にソプラノ一本丸々はいるので、
どれくらい持ち運べるんだろう。。。

ちなみに、明日は、現代曲に１７世紀初期の音楽の授業があるので、
テナー、ソプラノ２本、アルト４４０ピッチG管の４本を持ち歩くので、ちょうどこのケースですんじゃいます～～～。
うう＝＝便利～～～！！パーフェクトです★

全楽器を持ち歩く事はないけど、最近はハープも持ち歩いているので、
かなり大変なのです。このリコーダーケース、多機能なので、リュックのようにもできるかも！！
便利すぎます。

忘れないうちに、防水スプレーをしておかないと！






今回の帰国で、ひさーーしぶりに、バロックトラベルソも運びました。
１０年ぶりにまた初めてみようかな。。。。



日本帰国、やっぱり、これです！！母親と家の隣のお店へ。
餃子３皿も頼んでしまいました～～～★







今回は東京に用事があり、一泊してきました。
高校の友人宅に泊めてもらい、２日目は、東京観光！



初めてつけ麺をいただきました。うーん。おいしい。
人気のお店らしいです。私は、、、大盛りたのんじゃいました～～～あはは～～～
そのあとクレープも食べました～～～～。

東京の店内って、ラーメン屋なのに、めっちゃ静か！！！！
友達とひそひそしゃべって、ひそひそラーメン食べました。

そしたら、友達から電話がありました。
ベルギーの知り合いがなんと東京に同じタイミングで来ているんだもの・・・。
２人で興奮してしゃべったら、フランス語だし、興奮してるしで、
電話を切ったら、店内全員がこっちを見ていました・・・。

すみません。。。。店内では電話禁止なのですね。。。。。
少し窮屈に感じる、、、みんなが快適に暮らせるルールは大切だけど、
数年前はこんなに窮屈だったのかなあ。。。。
KYなんて言葉も、窮屈に感じるなあ。。。。。
絶対にヨーロッパでははやらない言葉だと思いますね。


最後に一枚、お父様の手料理★


おまけ・・・

ただいまベルギー

やっぱり時差ボケ。

米やら醤油やら、今回荷物の半分以上は食べ物！！
うーん★幸せ。漬物も運びました★



昔から朝はパン派の私ですが、日本滞在中は米ばかり食べました。
日本の白米、やっぱりおいしい。。。
米のおかげか、栄養が取れたのか、日本に帰ったら、お肌の調子がぐんとよくなりました。

料理人のお父様、たくさん私の為にごちそうを作ってくれて、
思いっきり食べたいものを食べたいだけ食べて、飲んで食ってしました～～あはは～～

食生活の充実って、生きる上で本当に大切な事ですね。
ゆとりがないと、色々な事がおろそかになるけど、基本的な事が疎かにならない様に
日々暮らしたいものですねえ。。。。





お天気がとてもよく、パーフェクトなフライトでしたが、経由したフランクフルトの空港で
事件があったようで、乗り継ぎに時間がかかり、ドキドキしました。
たーーーくさんの日本人ツアー客と一緒にドイツまで行ったので、
最後の最後まで、大阪弁が飛び交い、大阪人の文句のすさまじい事。。。

なんだか大阪弁、改めて聞くと滑稽で下品・・・

関西弁は一番抑揚のある言語なんですってね。でもやっぱりイタリア語には負けるかなあ。




フランス語にも方言がもちろんあるんですが、
個人的には、マルセイユの方言が（かなり音が開いて滑舌がいい感じ）
関西弁に似ている気がします。
きっとキャラクターも似てるんじゃないかなあ。。。

ちなみにパリ訛りは私には京都弁のように聞こえるなあ。
仲の良い日本人の友達はフランスから来たので、やっぱり発音もフランス風。
その人から言わせれば、ベルギーのフランス語はやぼったいんだって。


キャラクターもやっぱりフランスよりも野暮ったいし、
ブリューゲルの絵に出てくるような、おっさん、おばさんが、雪ですってんころりんしている
風景は、やっぱり微笑ましく、暮らすなら、洗練よりも親しみや人情を求めるのは、
やっぱり生まれも育ちも大阪だからでしょかね。



日本滞在のブログも更新していきたいところですが、
パソコンが変わり、ソニーになったので、使い方がまだ慣れなくて、、、、
不便だな～～～。




来週はさっそく語学学校のフランス語の最終試験があります。
ああ、次のレベルに上がりたいけど、ちょっと間に合わんかもなあ・・。


来週は、１７世紀即興装飾法のマスタークラス、
それから、たぶん今回受けられなかった、笛の試験を遅れて一人受ける？？
そして、来月はフランスバロック音楽マスタークラスがあります。
リコーダーコンソート、詩とコラボコンサート、それからちびっ子のためのミニコンサート、
この半年はさらに忙しくなりそうです。

とりあえず、時差ボケを調節して、荷物の整理をして、


あずかってもらっている、笛たちとハープを取りに友人宅へ行ってきます。
（何が起こるかわからないので、家には怖くて置いておけませんのです。。。）



便利で快適な日本の生活から、ベルギー生活に頭を切り替えて、、



今日一日みなさんにも良い事が訪れますように！！！！

あっという間に

日本滞在２週間も最終日となりました。
今回の滞在は、大切な人たちに会えたとても貴重な日本一時帰国となりました。


留学をして、日本が次第に遠くなり、知らない事が増えてきて、自分の日本の居場所が
なくなりそうな不安がやっぱり出てくる中、
変わらず迎えてくれる人たちや、未だに私の事を応援してくれる人たちが居て、
今回の帰国も思い出深い滞在となりました。



昨日久しぶりに髪の毛をばっさり切り、新たに気合いをいれてベルギーに帰りたいとおもいます。

残りの時間、自分にできる事を精一杯頑張り、日本に元気に帰ってきたいなと
思いました。



いつも短い滞在でバタバタしている中、お時間頂きました方々、
たくさんの心に残る言葉、変わらない笑顔、握手した手のぬくもりが、
外国人として生きるベルギーのサバイバル生活の中で
どれだけの支えになるか、温かい白ごはんがどれだけのエネルギーになった、
毎日、何時も忘れないために、自分の覚書として残しておきます。



生徒さんが、素晴らしいリコーダーケースを作ってくださりました。
これからこの子は毎日私と一緒にベルギーサバイバル生活を歩みます。
あまりにも素晴らしいので、また写真をUPします。

それから、東京でお世話になった友達。初めてあったリコーダー奏者。
また、なんと、運命か！？と思いましたが、ベルギーの知り合いのリコーダー奏者と
東京で再会！！！信じられない！！！！お互いベルギーに住むのに、偶然東京でなんて、
運命としか言えない！！！


そして、毎回帰国の度に集まる高校の友達。お帰りサプライズケーキを用意してくれて、
泣いてしまいました。


そしていつも支えてくれる、先輩や先生方。



ありがとうございます！感謝です！！！


やはり、リコーダー無しには、生きていけないんだ、、と少しため息も出るけど、
どんな環境でも、文句や他人の責任にしているくらいならば、
自分ががんばれ！！やるしか無い！！！



リフレッシュして、エネルギー保有が出来たので
元気にベルギーに戻りまた勉強してきます☆
また次回帰国の際はお会いできますように。

今回お会いできなかった人も、次回は必ず会えますように。
たくさんのお土産が渡せずまま、、、、。



今日一日残りの日本滞在は、古い友人と家族とのんびり過ごして、
たくさんの日本土産とともに、明日ベルギー第二の故郷へ帰ります。
　　　　　　　　　　　　　　　大阪より　　白木絵美


A bientot et Bien a vous!!!
　　　　　　　　　　　　　　

にっぽん

久しぶりの日本の冬。
お正月に少し間に合いませんでしたが、
本当に久しぶりに会う人に、
明けましておめでとうございます～～～！！
と言われ、ああ、これぞ

ＴＨＥ日本！！！あっぱれ！！にっぽん！！


大阪暖かいです～～。
やっぱりベルギーよりも空気が湿気ていて、
ふんわり感じます。
お水もふんわりしていて、お風呂が気持ちよい。。。。


平和なにっぽん。平和ボケしそうです。

それにしても、時差ぼけがひどくて、大変・・・・。


昨日は高校の仲間と集まりました。
誕生日を迎えた友達と、私のお帰りを記念して
友達がサプライズケーキを用意してくれて、
ろうそくに写真に、アフロヘアーの鬘に盛り上がり、
うれしくて泣いてしまいました～～。
本当に幸せな瞬間でした。

飛行機が高くて、帰国後の貧乏生活を考えるとひいとなりますが、
思い切って日本に帰ってきてよかった・・・・。

せっかく日本に帰ってきたので、
夏に向けて日本でコンサートが出来たらいいなとおもっています。

明けましておめでとうございます ２０１１

新年明けましておめでとうございます。
２０１１年素敵な年になります様に、素晴らしい音楽がいつも共にありますように。
沢山の祝福があります様に。


心よりお祈り申し上げます。




４度目のベルギーのお正月。
日本のお正月が恋しくなってきました。


黒人アラブ人がほとんどのトラムの中で年が明けた２０１１年。
誰かが

「Bonne Annee!!!」　（明けましておめでとう）

と叫び、電車の車掌が

「Bonne annee a touts!」　（明けましておめでとう！皆に！）

とかっこよくアナンスしました。
町中爆竹や花火ですさまじい音がしていました。
うう。物騒な、ブリュッセルの年明け。




１月１日は
笑えるほど、静まりかえっています・・・。



２０１１年。素敵な一年になりますように。。。。