EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

3つの顔

2009年07月25日 | 日記
朝から晩まで蝉って鳴いてたっけ、、、
日本の夏。蝉の鳴き声が気になる今日この頃。。。。。



(写真はブリュッセルの自宅アパートにて。6月のある日)

ブリュッセル音楽院のリコーダーの仲間

2009年07月21日 | 日記
左後ろの女性が、現代曲の先生、トーマ・ヴィッセルさん。
右後ろが一年間エラスムスという交換留学制度を利用してスペインから来ている
男の子。
ほかはみんなベルギー人。本当はもう一人女の子が居ます。

この6人で、リコーダーコンソートをしたり、
室内楽を組んだり、家に行ったり、、
フランス語が全然分からなくて困ってるのを見かねて一般教養の学科を
何度も何度も説明してくれたり、

音楽院が始まった時からこの2年間彼らにいつも助けられた。
フランス語が分からない私をいつも気にしてくれて、


「Emi!Ca va?? tu comprends?」(えみ、大丈夫?わかる?)




この写真は、リコーダー現代曲の発表会を教会で
開いた時のもの。
先日日記にも出てきた王宮シャペルです。




9月にベルギーに戻っても、彼らは、みーんな音楽院に居ないんです。
卒業する子、別の国に留学する子、自分の国に帰る子。
寂しいなあ。。。。


2009年07月20日 | 日記
美しいって何でしょう?


私は夕方に教会に行くのが大好きです。
訪問者も少なく、ひんやりと、しんとした空気と、
西日がステンドグラスから教会の柱や壁に七色に輝いて
美を残していく。

フランドル地方の教会はちょっぴり暗いんですが、
この時刻、こうして教会の中は七色に輝きます。
光は希望。
静寂の中に神様から7色の希望を与えてもらってる気がして
元気になる。
言葉がなくても感じるものがある。
そういうものを大切にしたいな。

一時帰国日記2

2009年07月15日 | 演奏会
夏ばて気味で、力が入りません~~。
アイスばっかり食べています。

一昨日、父親が和歌山に釣りにでかけて、
で~~~っかい鯛を釣ってきました★

もう退職しましたが、元料理人なので、
新鮮なうちにお刺身に★
昨日は鯛めしに鯛のおすまし。
うーーーん★やはり上品な和食は心まで癒されます。



さて、明日から本格的に8月のコンサートの準備が始まります。
夏ばてしている場合ではありません★


今回のコンサートは、5月ごろに大学時代からお世話になっていた
チェンバリストの青木好美先生とメールのやり取りを通じて進めてきました。


私のブリュッセルのアパートは実はネットが通っていないのですが、
下に住む優しい大家さんが、無線ランを開放してくださり、5階上の私の部屋にわずかに届くウィッフィーを使わせてもらっていました。

が、部屋には届かないんです。


実は、風呂場にだけ届いていたので、風呂場でメールのやり取りをしていました。
でも、すぐに切れるし、つながらない日も多々あり、本当にやり取りだけでも大変。

それから、会場も一度変更になりました。
当てにしていた会場の抽選になんと落ちてしまいました。

私がベルギーにまた帰るので、別の日に設ける話がでたのですが、
予定が合わず、焦った青木先生、相当探してくださり、
ようやく西宮のルーテル教会でお世話になる事となりました。
音楽好きのすてきな牧師さんの居る教会です。


ゲストには頼田麗さんをお迎えし、
相愛大学出身の女性3人でお届けするフランスバロックコンサート。



タイトルに

「La Douce France(ラ ドゥース フランス)」

とつけました。

これはとある本に書いてあった言葉。
チラシにはあえて、日本語訳をつけませんでした。


Douce (ドゥース) って言葉の響き、どう感じますか??


この言葉は甘い、やわらかい、優しい

という言うような意味を持ちます。


La Douce France

というよく知られたシャンソンもあるのですが、
この言葉は、
甘きフランス、優雅で、優しく、そして
故郷フランスを懐かしく、愛情こめて

La Douce Franceと言うのだそうです。

日本語には訳しにくいですが、

その本の著者は、


「美しフランス(うるわし フランス)」

と訳していました。

故郷を愛情をこめて懐かしく思い出す、
時にセンチメンタルに、メランコリックに感じる。


素敵な言葉だなと思います。


フランスバロックの曲を演奏するときに、
日本人の私でもなぜか、郷愁なメランコリックさを感じられます。
それは、ハーモニーやシンプルなメロディーの奥からじわじわ湧き出る
愛情のような、

そんな美しさに触れると、練習してても、たまに号泣しちゃったりします。

それが、フランスバロックの魅力。


そんな色々な思いから、このタイトルをつけたのですが、
言葉では表せないので、チラシには日本語訳や説明はあえて載せませんでした。

プログラムにはせっかく美しい言葉なので一言書き添えようかなとも思っていますが、あえて触れないかもしれません。
そうなれば、このブログを読んで、演奏会に来てくださる方だけが、知り、感じてもらえる情報になるかもしれませんね。


まだメンバーもこのタイトルの意味は知らないので、
明日お話しようと思っています。



チラシにつかった写真。
友達にとってもらった写真。ブレ過ぎで不評です。。あはは。。。。
教会の前方はこんな感じ。
ここで卒業リサイタルが行われました。
ブリュセル王宮シャペルです。
日本人女性がここの教会オルガニストをしています。
すごく素敵で、リコーダーの演奏会には最高の響きでした!
温かい響きがする。
日本にこういう教会が無いことが本当に残念!!!

写真を撮ってくれたラシェルと、いつも私の伴奏をしてくれる、チェンバロ&オルガン奏者のジャック。
リハーサル風景。
なんか2人とも姿勢が悪いねえ~~




演奏会案内

2009年07月14日 | 演奏会
一時帰国に際してフランスバロック音楽のコンサートをする事になりましたので、こちらでご案内致します。

フランスバロックは、私の好きなジャンルの一つであり、
中でも、ジャック・マルタン・オトテールという作曲家は
私のこよなく愛する作曲家です。
そんなオトテールの作品、アリア集など、
ガンバ奏者の頼田さんをゲストにお迎えし、
18世紀フランスの宮廷音楽を中心とした優雅で甘くメランコリックな
音楽をプログラムにお届けいたします。


フランスバロックをもっと深く勉強したいと思い、
留学先をフランス語圏であるブリュッセル音楽院(フランス語圏サイド)に選択しました。
日本での演奏会は実に2年ぶり。
この2年間の思い、これからの音楽への思い、
色々な思いをこの演奏会にのせてお届けできると良いです。

大学時代からお世話になっているチェンバロ奏者青木好美先生と
共に日本とベルギーで毎日たくさんのメールを通して
進めてきました。

夏の暑い時期のコンサートとなりますが、
フランスの香りがお届けできれば幸いです。


皆様お誘い合わせの上、ぜひ足をお運びください。
よろしくお願い致します。


白木絵美



2009年8月22日(土)18:30開演(18:00開場)
場所: 西宮ルーテル教会 西宮市宮西町4-19

―La Douce France―
リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロによるバロック室内楽コンサート
~フランス宮廷音楽の憂愁美~



白木 絵美 リコーダー 
青木好美 チェンバロ 
ゲスト 
頼田 麗 ヴィオラ・ダ・ガンバ

18世紀フランス恋歌集より“ 楽しもう甘い安らぎを”  
F・クープラン:クラブサン曲集より“恋わずらい” 
J・M.・オトテール:フルートのための組曲、
トリオソナタ / 他

(アクセス)
阪神「香枦園」夙川東土手北へ30㍍、徒歩1分。阪急「夙川駅」夙川東土手南へ700㍍。
徒歩10分。又はJR「さくら夙川」徒歩5分。お越しの際は、電車バスをご利用ください。

料金: 3000円(前売り2500円) 
学生/65歳以上/1500円 
中学生以下/500円

後援: 相愛大学 西宮ルーテル教会 ハープシコード・カンパニー

問い合わせ: emi0424@hotmail.com(白木)

日本女子!!!

2009年07月12日 | 日記



日本の女子、、、、
みんな細い。。。。。

みんな細すぎ。


みんな細くて、白くて

細くて白くて、日傘さして
ながーーーい手袋付けて
まるで太陽の光がウイルスかの如く。。。。



ばーんともったりした腕をぶらぶらさせて
ノースリーブで歩いている自分がなんだか
無防備に思えた。。。。


・・・何を防備?


いやあ、UV対策は大切です!!
右に習って私もUVの鬼になろうかな。。。


それよりも待ち行く女子が細すぎて、
なんだか危機感を感じました。。。。。


日本一時帰国日記 1

2009年07月12日 | 日記
いやあ、、、日本。ムシムシ。。。。。

ベルギーも雨が多い、グレーの空が多いのがナーバスにさせる国ですが、
大阪のこの湿気。
むわっ~~~とした気だるさ。
こんなに煩わしいものだった事をすっかり忘れていました。
夏ばてです。。。。

この時期は、ベルギーに居るほうがいいなあ。。。
昼間っからカフェテラスでビールを飲んで、女性はサマードレスや
ノースリーブで解放的。
皆がこぞって自分を解放し、長くつらいグレーの冬の期間を取り戻すべく
待ちわびた夏の太陽を思う存分楽しむパワーが大好きです。


さて、日本に帰国し、10日くらい経ちました。
一つ本番が終わり、やっと落ちついたので、
念願の温泉に行ってきました。

アジサイが咲いていてとてもきれいで、
日本の山は綺麗だなあと改めて実感しました。


それにしても、日本のご飯は美味しい。
コンビニのおにぎりも美味しい。
コンビにの菓子パンもかなり美味しい。

あああ、やっぱり私は日本人~~

と思う毎日を過ごしています。


食べ物のために帰ってるなあ。。。。。
日本に帰ると2週間くらいで3キロくらい太ります。。。。











演奏会案内

2009年07月03日 | 演奏会
7月5日(日)大阪のシンフォニーホールにて、
合唱団との演奏会がありますのでご案内させていただきます。


今回この演奏会に合わせて帰国日を決めました。
この合唱団を指揮される西岡茂樹さんの音楽に対する情熱に
心打たれる事が多々ありました。
以前にご一緒させて頂いたときは、少年少女合唱団との共演でしたが、
彼らに、本当にすばらしい本物の作品に出会い、取り組ませてあげたいとおっしゃっていました。その時の作品の内容の濃さ、取り組み方が大変すばらしく、
1曲1曲が、彼らの人生においても、すばらしい意味を持つような作品を
選んでいらっしゃいます。
私にとっても大変貴重な体験をさせて頂きました。

今回私が参加させて頂く作品は、言葉を持たないアイヌ民族の伝承神話をモチーフとした作品です。

実は、お話を頂いたときは、私はベルギーにおり、予定が分からない状態でした。
本当にぎりぎりまで返事を待ってくださり、最後までどうなるか、、という状況でしたが、西岡さんの熱意と私のこの作品にかかわりたいという気持ちがうまく合い、5日を迎える事となりました。

アイヌ語で始まるのが印象的なこの作品、
神秘的でとても純粋で美しい曲だと思います。
またなにやら演奏中に演出などもあるようです。。。

また、ほかにも、北欧の作品、ミサ曲や、
長谷川俊太郎作詞の委託初演作品など
とても素敵な演奏会になりそうです。
是非お越しください!
チケットは私もしくは、合唱団のほうへお問い合わせくださいませ。

豊中混声合唱団
第49回定期演奏会

詳しくはこちら↓

(豊中混声合唱団HP)
http://www.toyokon.jp/ivent/teien49g.htm


日時:2009年7月5日(日) 15時開場 16時開演
場所:ザ・シンフォニーホール
S券 3,500円 A券 2.500円 学生券 1,000円


第4ステージ 海の神が自ら歌った謡
作曲:寺島陸也
指揮:西岡茂樹
リコーダー:白木絵美 安岡美花
パーカッション:葛西友子

 私はある日海に出て行き、人間たちのためにクジラを捕まえて贈ってやった…。アイヌに伝わる海の神の伝承を元に、合唱と打楽器によるシアターピースとして仕立てました。昨年に引き続いての寺嶋舞台作品シリーズ、今回は沖縄から一気に北上して北海道!人と自然の豊かな交わりの中に生まれた素敵な物語、雄大なスケールでお送りします。 (混声合唱団HPより)