goo blog サービス終了のお知らせ 

EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

「萩京子個展」3/5

2006年01月30日 | 日記

3/5に豊中少年少女合唱団委嘱作品「ファーブルさん」に野呂さんと参加させて頂く事となった。一昨年に2人で初演をさせて頂いた。
その時もこの作品には色々考えさせられた。

昨日その合わせがあり、今回更に考えさせられた。

ファーブル昆虫記のファーブルさんだが、小学校の時、読んだかな??
いや、読んでいないと思う。
虫が大の苦手だ。
小・中学校の時も資料集にのっているチョウチョやハエの顔のアップが
本当に死ぬほどぞぞぞぞ==と気持ち悪くて、
写真に紙を貼って見えないように隠していたくらい、虫が大の苦手で・・・。
いや、本を読んでないことには全く無関係でした。。。。

この作品は前日記にも書いたが、メッセージ性が本当に強い作品なのだ。

虫や草花をとても愛し大切にしたファーブルさん。
勲章や権威を嫌ったファーブルさん。
醜い虫、気持ち悪い虫、この世で価値の無いものとされている物を
愛したファーブルさん(ファーブルさんごめんなさい・・・
とるに足らないものを愛したファーブルさん

目をあけて、見るだけでよかった
耳を澄ませて、聴くだけでよかった
この世の目ざましい真実は、いつでも目の前の
ありふれた光景のなかにある。

何一つ、孤立したものはない。
ものみな、無限のかかわりを生きているのだ。


多分、孤立や権威や、まだそんな難しい言葉はとうてい理解できないであろう幼稚園の子供達もいる合唱団の子が懸命に言葉を語り、歌っているのです。

言葉全てを理解できなくとも、子供の少し甲高い透明な歌声の方が何倍も
私達よりも心に訴えかけることが出来るような気がして
泣きそうになった。

ファーブルさんの死後、戦争の時代がのこったという歌詞で
その作品は幕を閉じます。
その後の後奏が美しい旋律のリコーダーソロなのですが、
私は正直まだどんな風に演奏したらよいのか分からないのです。








レコーディング

2006年01月30日 | 演奏会
今日は2月頭に教えているリコーダー合奏団が参加する舞台公演のCD録音でした。
録音は何度か体験しましたが、本当に息が詰まるかなり苦しい作業です

人は本当に「縛り」というものに弱いんだなとつくづく思います。
間違えてはいけない、ミスは×という縛り。
本当にしんどいなあと思います。

今日のレコーディングはまずバンドが先に録音し
その上にリコーダーを重ねるという作業の繰り返しでした。
ずれたりミスの度にテイク1、テイク2、3、、8、、、と増えていきます。
その後にリコーダー撮りなので更なるプレッシャーがドンときます。
息が詰まる、、、。
ホールに空気が無いんじゃないかと思いましたよ。。。

でも子供達はそのプレッシャーを良い緊張感に変え、とても素直に取り組んでいる姿勢には大変感心させられました。

本番もそんな縛りで羽交い絞めされる事は勿論ありますが、
本番こそ生もの。
楽しまなくては損なんだなあとつくづく今日思いました。
縛りを解いて自由に演奏できればどんなに楽しいでしょうか。



嬉しいことがありました。

2006年01月16日 | 日記
嬉しい事がありました。
昨日、笛を教えている小学5年生の女の子がピアノの発表会でリコーダー演奏の機会も頂きました。私は伺う事が出来ず先ほどその録音CDを自宅で聴き思わずブログってます


会場はとても響きの良いホール、バロックザール(私も演奏未経験!なんとも羨ましい!)という事で何するかな~と考え、少し背伸びしてるかなと思いましたが
グリーンスリーブスに決めました。
彼女のピアノの先生はプロのマリンバ奏者で、ピアノも教えておられます。
その方に無理を言い、ギター伴奏を御願いして。

練習期間もそんなに充分な時間あるわけではありませんでした。

グリーンスリーブスといえばリコーダーでよく演奏される変奏曲です。
私もよく演奏会で演奏します。

習い始めて1年経っていない彼女の音は
本当に無垢で純粋で、まさに彼女のグリーンスリーブスでした。
なんとも堂々と自分の世界の中で演奏されていました。


子供の可能性というものにもはっとさせられたし、
いつも思うのですが、
子供の歌声やリコーダーの音って似ていて、
大人にはもう出せないのです。

体の構造はもちろん影響しているのでしょうが、
大きく影響している事はもっと別。
そうでないと、純粋な無垢の音は出ない。
人生経験を重ね音に深み、詫び錆のでる反面
そんな音はもう返って来ないのですね。

2006年01月13日 | 日記
靴好きです。
良い靴を履くと良い所に連れてってくれると何かで読んだから、
靴屋さんは良く覗きます。

さきっぽの尖った靴がすきです。
ともだちからはぷーさんみたいな足だしキャラに合わないと言われます
歩きにくいし足の指もきゅーってなるけどまた、買ってしまった。(手前)

奥のベージュはお気に入り。
あんまり履いていない。
イタリアの演奏旅行(オカリナ)の時に買いました。
私がこっそりダッシュで購入している時、
メンバーは貸切バスの手配が上手く行かずトラブル中でした。。。

思い出の品。
ドキドキして、みんなには言えませんでした・・・

大切に履いている。
イタリアの空気を思い出す。また行きたい。
焦って買ったからサイズが大きいの・・・。

児童合唱と2人のリコーダー

2006年01月11日 | 演奏会
1/8(日) 14:30~
岸和田市少年少女合唱団第14回定期演奏会
場所:マドカホール

児童合唱と2人のリコーダー奏者またはキーボード奏者のための
「はるがきた」

リコーダー 配島友子 白木絵美

            

この曲は、1996年に宝塚少年少女合唱団の委嘱により
工藤直子さんの詩集「のはらうた」から春にまつわる詩をあつめて組曲にされた作品です。
1995年1月に起きた阪神・淡路大震災で仲間や練習場所を失った宝塚少年少女合唱団や、たくさんの人々へ、希望に満ちたメッセージを与えたいと作られた作品です。

作品の中には、うさぎやとかげや
草花の踊りや、てんとうむしなどかわいい
詩が登場します。
待ちわびた春を喜ぶ、とてもかわいい作品でした。

合唱団の指揮者もこの作品のメッセージを団員に伝え、
とても純粋で、そしてけなげな歌声でした。

たくさんの思いが込められたこの作品を
今回演奏させて頂けたのはとても大きな恵みでした。


あけましておめでとうございます

2006年01月02日 | 日記

明けましておめでとうございます。
今年もブログ共々どうぞ宜しく御願い致します。


皆様にとって希望が満ち溢れる年となりますように。
日々が輝きますように。


さて明けましたが、今年一年どんな年になるか、
わくわくです。
今年は色々今までやりたかった事を
実現できたらと思っています。


昨年は本当にたくさんの方々との出会いがありました。
人との縁の中で成り立っているんだなと実感しました。
そういう素晴らしい事を何か形にしていけたら良いです。

音楽は形はないけれども、
心の奥底に届く、かけがえのないものです。
音楽に誠実に向きあっていけば何か生まれるでしょうか。