桜にはまだ少し早い3月2日に渋谷の「たばこと塩の博物館」で
開催されていた「館蔵 浮世絵に見る さくらいろいろ」を観賞して
きた。
花といえば桜、それほど桜の花はいにしえの頃より春を告げる時
候の挨拶として取り上げられてきた。
江戸の頃も例外ではなく、和歌や俳句に詠まれ歌舞伎の舞台で飾
られ、桜の名所が生まれて花見が娯楽として浮世絵にも描かれた。
今回、同館が所蔵されている浮世絵や挿絵、図など約60作品が
展示されていた。今回は撮影が可能だったので撮らしていただいた。
まず始めに「大原女花見図」(18~19世紀初、喜多川藤麿)。歌麿
の弟子の藤麿の作。京の奥・大原や八瀬から洛中へ芝や薪を売りに
来る大原女が、桜を見ながら一服している風景が描かれている。
続いては「あらし山の桜」(文化4年・1807、菊川英山)で、桜や
紅葉の名所として有名な京・嵐山で、山で薪などを切り出す女性
が作業の合間に桜を愛でているところ。
次が葛飾北斎の絵本の版画で「富嶽百景」(天保4年・1833)。満
開の桜の木々の間から富士の山が見られる、北斎の珍しい作品。
(JTI:渋谷区神南1-16-8)
開催されていた「館蔵 浮世絵に見る さくらいろいろ」を観賞して
きた。
花といえば桜、それほど桜の花はいにしえの頃より春を告げる時
候の挨拶として取り上げられてきた。
江戸の頃も例外ではなく、和歌や俳句に詠まれ歌舞伎の舞台で飾
られ、桜の名所が生まれて花見が娯楽として浮世絵にも描かれた。
今回、同館が所蔵されている浮世絵や挿絵、図など約60作品が
展示されていた。今回は撮影が可能だったので撮らしていただいた。
まず始めに「大原女花見図」(18~19世紀初、喜多川藤麿)。歌麿
の弟子の藤麿の作。京の奥・大原や八瀬から洛中へ芝や薪を売りに
来る大原女が、桜を見ながら一服している風景が描かれている。
続いては「あらし山の桜」(文化4年・1807、菊川英山)で、桜や
紅葉の名所として有名な京・嵐山で、山で薪などを切り出す女性
が作業の合間に桜を愛でているところ。
次が葛飾北斎の絵本の版画で「富嶽百景」(天保4年・1833)。満
開の桜の木々の間から富士の山が見られる、北斎の珍しい作品。
(JTI:渋谷区神南1-16-8)