![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/d8/9afcf44f4c02d69dde6db1eed40a7f56.jpg)
4ヵ月ほど前になるが、東京国立近代美術館工芸館で9月14日
から始まった「クローズアップ工芸」展(前期:~10月20日、後
期:~12月8日まで)を初日に観賞した。今回は特別展とのことで、
5名の作家作品(鈴木長吉、富本憲吉、松田権六、森口華弘、小名
木陽一)が展示されており、展示品の撮影は不可であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7b/62/67eeaa679b8e6a4159c563b517b7cf3d_s.jpg)
しかし、人間国宝&匠のコーナーに展示されている作品は撮影
可能なので、十数点の作品を取り上げてみた。
まずは、十三代今泉今右衛門さん(1926~2001)の作品「色絵
かるかや文鉢」(Bowl、grass design、overglaze enamels、磁器、
1969年)。
十三代今泉さんは、色鍋島の伝統技術を保存する会の長であり、
また個性的な創作活動も展開しなくてはならない。代を継ぐこと
ほど難しく、二律背反のジレンマに悩まれたという。
49歳で先代から十三代を襲名すると、そこからさらに努力が始
まり、初期伊万里の染付を閃きに、吹墨(ふきずみ)の技法を編み出
されており、この色絵磁器で人間国宝(1989年)に認定されている。
作品は秋のイネ科の多年草「刈萱」が描かれており、器の内側の
の円を利用され、茎の長さや穂の実も細かく描写されている。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1-1)
から始まった「クローズアップ工芸」展(前期:~10月20日、後
期:~12月8日まで)を初日に観賞した。今回は特別展とのことで、
5名の作家作品(鈴木長吉、富本憲吉、松田権六、森口華弘、小名
木陽一)が展示されており、展示品の撮影は不可であった。
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しかし、人間国宝&匠のコーナーに展示されている作品は撮影
可能なので、十数点の作品を取り上げてみた。
まずは、十三代今泉今右衛門さん(1926~2001)の作品「色絵
かるかや文鉢」(Bowl、grass design、overglaze enamels、磁器、
1969年)。
十三代今泉さんは、色鍋島の伝統技術を保存する会の長であり、
また個性的な創作活動も展開しなくてはならない。代を継ぐこと
ほど難しく、二律背反のジレンマに悩まれたという。
49歳で先代から十三代を襲名すると、そこからさらに努力が始
まり、初期伊万里の染付を閃きに、吹墨(ふきずみ)の技法を編み出
されており、この色絵磁器で人間国宝(1989年)に認定されている。
作品は秋のイネ科の多年草「刈萱」が描かれており、器の内側の
の円を利用され、茎の長さや穂の実も細かく描写されている。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1-1)