塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 東京国立博物館 伯耆安綱

2011-09-30 05:59:38 | ミュージアム巡り_2011
 夏休みに訪れることが恒例になってしまった「東京国立博物館」、
今年は8月15日に伺った。もちろん特別展は長蛇の列で遠慮し、
いつもの通常展示館へ。
 最近は常設展示物の展示サイクルが早くなっているのだろうか、
模様替えもあり順路別に歩いてみると新鮮な雰囲気で、ジックリ
と時間を掛けて廻ってみた。

 早速、太刀のコーナーではそれぞれの名刀に感嘆した。まずは、
国宝の印の付いた太刀 「伯耆安綱」があった。別の名を「名物
童子切安綱」と振ってある。10~11世紀・平安時代の作品。
 安綱は平安時代の代表的な刀工で、この太刀は別名のとおり有
名な一振り。童子切の号は、凶賊退治の名刀が酒呑童子伝説と結
びついたと考えられる。
 天下五剣のひとつで、足利将軍家から徳川将軍家、そして越前
松平家や津山松平家に伝わっている。
(台東区上野公園内)


ミュージアム巡り 自転車博物館 献上車

2011-09-29 06:23:10 | ミュージアム巡り_2011
 最後に、今上天皇が皇太子だった頃に堺市から献上された自転車
が3台展示されていた。
 まず最初は、1936年の献上車は子供用。しかし、よく見るとゴ
ツゴツ感があり、転んでも壊れそうにないしっかりしたタイプ。

 続いて、皇太子がご成婚記念として1959年に献上された自転車
の2台。
(堺市堺区大仙中町18-2)


ミュージアム巡り 自転車博物館 トライアスロン

2011-09-28 05:59:43 | ミュージアム巡り_2011
 今年の最新モデルが展示されていた。
 水泳、自転車ロードレース、長距離走をこの順番で連続して行う
耐久レース・トライアスロン。そのロードレースに使用する今年の
モデルが展示されていた。幾らぐらいするのだろう。

 そして、対照的な仕事用自転車を紹介。昔は荷物を運ぶのは馬車
の役目だった。大正時代から自転車の国産化が進み、商店の配達や
食堂の出前にと、モノを運ぶ用途に自転車が使用されるようになる。
 重い荷物を積んでも壊れないよう車体や荷台は頑丈で、タイヤも
丈夫なタイプだった。当時の運搬用自転車の重量は30kgを越えて
いた。
(堺市堺区大仙中町18-2)


ミュージアム巡り 自転車博物館 ラッジ安全型

2011-09-27 05:55:20 | ミュージアム巡り_2011
 前輪が巨大化した“オーディナリー”全盛の時代に、次世代の自転
車が登場する。
 1885年英国で造られた「ラッジ安全型自転車」は、ハリー・ロー
ソンが考案する。まず、前輪が小さく、ハンドルと前ホークがロッ
トで動き、後輪をチェーンで駆動させるという3つの特徴があった。
まあ、前輪が小さいことを除けば、現在の自転車の最も初期のタイ
プにあたるのかな。

 もう1台は、アメリカのモダ~ンな時代、1957年製の「シュー
インクルーザー」があった。アンティークなバイシクルであるが、
今でもカッケー。
(堺市堺区大仙中町18-2)


ミュージアム巡り 自転車博物館 5人乗りレーサー

2011-09-26 06:03:02 | ミュージアム巡り_2011
 続いてはオランダのユニークな自転車が2台あった。
 ひとつが「5人乗りレーサー」(1897年)、5人のリズムを合わ
すのも大変だが、どうやってまたがったのかなあ。息がピタリと合
えば凄いスピードが出たんだろう。

 もう1台が「ミルク運搬車」(1930年)。構造がとてもユニーク
で、前後輪の間に積まれた9ガロン入りのミルク缶があるため、乗
り手のポジションが後方になり、フロントフォークはチェーンとギ
アを通じてハンドルに連結されている。
 この構造、坂道の多い地形ではペダルをこげないが、平地のオラ
ンダだからこそ誕生した自転車だろう。
(堺市堺区大仙中町18-2)