塩哲の空即是色

日々の徒然日記

Weekendの麺処巡り 一本気 で 鶏塩

2012-03-31 15:37:30 | 麺_2012
 埼玉県富士見市の麺処「支那そば 一本気」へ伺った。

 こちらのお店は定評のあるスープで創業時より12年間続けられた
スープの味変を試みられ、今年から新たなスープで旨い一杯が振る
舞われているという。
 店主・佐藤晃一さんは、秋田県大館市比内町の出身で郷里の名産
・ 比内地鶏から摂られたスープは逸品もので、創業されてすぐに関
東屈指の大人気店となる。そんな評判のスープを新たなチャレンジ
として今年、味を変えられたという。

 創業時から守り続けてこられ一世を風靡されたスープの味は、鶏
と豚の動物系に魚介系を加えたダブルスープ。これを“1杯のらー
めんでも世界一の真心を尽くせる!”を信条に、鶏100%に魚介系
をあわせた新スープが提供されている。

 以前はなかった「支那そば」700円のチケットを購入してカウン
ターへ。スタッフの方から、塩か醤油と細&太麺のチョイスコール
があり、もちろん塩と太麺を注文。

 そして注目の一杯が登場。黄金色に輝いたスープは少し濁りがあ
るものの、鶏の香りが立ち上り鶏油(チーユ)がスープの表面を覆
っている。すするとアッサリの中にも深いコクがあり旨い。伺うと
塩味は鶏100%に魚介系を加えたWスープである。

 たっぷり盛られた自慢のスープを堪能していると、比内地鶏の一
口つみれや秋田名物・きりたんぽが入っていた。全体的に鶏の旨味
が際立った一杯だった。
 同店ではサイドメニューとして「比内地鶏親子丼」(中盛900円、
ミニ450円)も大人気の逸品だ。

支那そば 一本気
埼玉県富士見市西みずほ台3-11-10
平日 17:30~21:30
土・日・祝 11:30~14:30、17:30~21:00
火・水曜定休日
一本気HP

Weekendの麺処巡り むろや で 牛テール

2012-03-31 15:19:45 | 麺_2012
 2日前、四谷4丁目の「むろや」のご主人から定期便が到着。
「今度の土曜日限定で、牛テールの拉麺やりますんで~」とスマ
ホ画面に文字が浮かんでいた。思わず、ニッコリの笑顔になった。

 久しぶりの週末フリーなので行動スケジュールを練っていたが、
“牛テール”をどこかにぶち込まなくてなならなくなった ^^;)。

 春の嵐が吹き荒れる中、店頭に到着、少し早いが暖簾の出る前
に店内に招き入れられた。そうこうするうちに、こちらのお店の
アドバタイジンガーのFILEさん到着、いろいろと麺談義に華が咲
く。

 さて、和牛のテールを圧力釜で1時間かけて絞り出されたスー
プをすすると、それはそれは和風な趣の優しい味で、これは良い。
デンと載ったテール骨付き肉は、一番目ということで一番おおき
なものをトッピングしていただいた。このテール肉、迫力もので、
最後は両手でガッシリ持ってしゃぶり尽くした。
 渕上店主曰く、“これまでいろんな食材でスープを摂ってきたが、
牛テールが一番難儀でした“とのこと。そんなこといわないで、ま
た頂きたい“牛テール”でしたよ。ご馳走様。


ミュージアム巡り NMMAT 金閣炎上

2012-03-31 07:49:06 | ミュージアム巡り_2012
 「金閣炎上」のタイトルを見ると思い浮かぶのは三島由紀夫の小
説「金閣寺」。1950年7月2日の午前2時頃、鹿苑寺(通称:金
閣寺)から出火し、46坪がほぼ全焼。なんと放火犯は同寺の従弟
だった。
 川端龍子さん(1885~1966)は、この金閣寺の放火事件を元に
「金閣炎上」(1950)、彩色・紙本・軸・142.0×239.0cmを描
き上げられた。
 廻りは墨で描き燃え上がる金閣寺を浮かび上がらせている。燃え
上がる炎も生々しく、白い煙が天まで駆け上る。空から落ちてくる
雨足が白線で見える。傑作の一点。
 描き上げる龍子さんの気迫在る姿が目に浮かぶようだ。
(千代田区北の丸公園3-1)

Weekdayの麺処巡り がんこ十六代目でラスト麺

2012-03-30 21:15:52 | 麺_2012
 本日を以て豊島区高田の「がんこ十六代目」が閉店となる。店を閉
められる、その理由は分かるものの、ここでは言わないでおこう。十
六代目のラスト麺を頂きに伺った。店主は高柳冬樹さん、店長の名前
は最後に伺おう。

 神田川に架かる高戸橋近く、新目白通りの向こう側には大正製薬の
ビルがある。この場所に1983年1月5日、一条安雪さんがランチは
丼もの、夜はラーメンを提供する「ラーメン道場」を創業。昼の部は
大いに繁昌したが、夜のラーメンが以外と不評だったという。
 そこで一条さんは一考し、都内の繁華街で旨いものの食べ歩きを行
い、牛テールスープに出会う。しかし、ラーメンにあう食材としては
高価なので再考して、たどり着いたのが“牛骨”に閃く。
 店頭を黒く塗り、ドアのガラスには黒い紙を貼り店内を見えなくし、
営業中の札の替わりに牛骨を店頭に提げた。その頃、店名は付いてい
なかったが、常連さんが“がんこラーメン”と呼び出したので1983
年8月1日、屋号である「がんこ」が誕生した。

 一条さんは、この地で3年営業して弟子に譲り、「がんこ総本家」
を青砥、新宿内藤町、西早稲田、早稲田、池袋、神田神保町、新宿舟
町と移転されてきた。その“がんこ”発祥地である現在の「がんこ十
六代目」(高柳冬樹店主、名前を聞き忘れた店長)が幕を閉じる。が
んこ骨が出る頃には十数名の並びが出来ていた。店長に教えてもらう
と、昨日は大阪から熱狂的な“がんこフリーク”の御仁が訪れたとい
う。
 「海老風味塩拉麺」700円を注文。

 塩気が出っぱらずソフトな味が特徴の十六代目、海老の風味もあわ
されて美味しく頂けた、ご馳走様。
 店長の今後の予定を伺うと、「出来たら家元と高柳店主と3人で厨
房に立って仕事をしたいです」とのこと。身体のケアをパーフェクト
に戻されて、夢の実現に向けて復活を待っております。お疲れさまで
した。
 そんな、挨拶を後に、十六代目がんこの黒いドアを扉を閉めた。

Weekdayの麺処巡り 金時で塩

2012-03-30 20:15:22 | 麺_2012
 本日、千葉・銚子から移転されてきた新店の夜の部へGO。

 その麺処は、2010年6月、銚子市に「中華工房 幸貴」(さちき)
を創業され大人気を博すが、今年2月閉店。装い新たに屋号も変更
され、本日3月30日、「麺や 金時」として移転・再開となった。

 銚子時代は一度の訪問していないものの、数多くの中華麺のバリ
エーションが提供されていたという。

 さて、メニューを眺めると「塩拉麺」680円があった。そして、
本日から4月6日までワンコイン・500円で提供される。
 早速、塩拉麺をオーダー。厨房ではご主人がいつもの如く仕事を
こなす風景を眺めることが出来、銚子時代の人気の良さが十分理解
できた。後で伺うと、さらに多くの方に味わってもらいたいの一心
で、第2の営業地を江古田に決められたとのこと。素晴らしい。

 さて、とてもシンプルな一杯が目の前に。鶏白湯スープと思いき
や、鶏の清湯で塩気は幾分ライトであるがコクが飛び抜けて旨い。
これは良い、旨いなあ。このスープに開化楼の麺が凄くマッチして
おり、この麺は特注麺だろう。旨い。ご馳走様。

 しょう油拉麺には、1630年創業の「銚子山十」の「源醤」が使
用されているという。今度はしょう油味を頂こう。

麺や 金時
練馬区小竹町1-2-7
11:00~14:00、17:00~20:00 月・第2火曜定休日