塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 国立公文書館 終戦詔書

2011-11-12 05:03:00 | ミュージアム巡り_2011
 1945年8月15日の玉音放送、特に有名な「堪え難きを堪え、忍
び難きを忍び、以て万世のために太平を開かんと欲す」の文言はポ
ツダム宣言受諾を表明した「終戦の詔書」。その原本が展示されて
いた。

 この詔書は放送前日の8月14日の閣議において決定された。こ
の閣議と平行して、内閣理事官の佐野小門太により公布原本の浄書
が進められていたという。これは時間の関係で閣議決定を待たずに
行われたもので、原本に修正を加えることになるものの、書き直す
余裕もなく、鳥の子紙を削ったり、また括弧を用いて字句を書き足
す緊急の対応がなされた。

 原本浄書の際、佐野が書き忘れたという風雪が流れたこともある
が、本人は「小生が誤って書き落としたとしたと解せられるような
表現をしていることには、私には断然釈然としません」と反論して
いる。
(千代田区北の丸公園3-2)

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