コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

空気槽について

2009年03月02日 | その他の機器
空気槽は別名でエアータンクとかレシーバタンクとも呼ばれています。
一般的にコンプレッサの横に設置されている事が多いと思います。
小型のレシプロ式のコンプレッサには、横になった空気槽の上に圧縮機本体と
モーターが載っているタイプもあります。

空気槽の設置の目的は、圧縮機の能力カバー(一時的に低圧になるのを防ぐ)、
空気の脈動を消す、コンプレッサがより効率的に運転するようにするなどが
あります。
コンプレッサ運転時に必ず必要なものではありませんが、メリットになる事
ばかりですので、ぜひ設置する事をおすすめします。

ただし、コンプレッサに対してあまりにも大きな空気槽を設置した場合は、
空気圧力が使用圧力に達するまで時間が掛かるようになりますので、注意が
必要です。

またお客様よりよく圧縮機の能力を一時的にカバーする目的で設置したいとの
お問合せを頂くのですが、お客様の御要望通りの選定を致しますと予想以上に
大きいタンクが必要になる場合があり、驚かれます。
*余談ですが、そういった場合はエアー配管の改修、エアー漏れの修理、最終
的にコンプレッサの増設をお勧めしております

もし、空気槽の設置を御検討の場合は、選定ミスを防ぐためにも専門家へ選定
依頼をされたほうが良いと思います。



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(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/