駿大の森から

豊かな自然に恵まれる駿河台大学(埼玉県飯能市)。
大学の森の自然と私たちが取り組む森林保全の活動を発信していきます。

エゴノキの実

2009-06-24 08:36:42 | 里山の危険
5月下旬に花を咲かせていたエゴノキ
ひと月ほどたった今、1cmほどの卵型の実をたくさんつけています。
見た目はかわいいのですが、果皮には「エゴサポニン」という有毒物質を含んでいます。
これには喉を刺激するような強い苦み=えぐ味があり、「エゴノキ」の名の由来にもなっています。
万が一飲み込んでしまったら、すぐに吐き出すこと。
のどや胃の粘膜がただれ、血を溶かす作用がありますので。(ひ)

ネジバナ

2009-06-23 08:40:37 | 里山の花
ラン科のネジバナ、別名モジズリ(捩摺)。
その名の通り、ねじれています。
らせん状につく花は左巻きだったり、右巻きだったり、途中で巻き方を変えるものもあるとか。
巻き方もしっかりらせん状だったり、このネジバナのように緩やかにらせん状だったりと個性があります。
日当たりのよい草地や芝生などで見られるので、チェックしてみてはいかがでしょうか?(ひ)

アゲハモドキ

2009-06-19 08:34:08 | 里山の虫
きれいな蝶…?
残念!
これはアゲハモドキ、ガなのです。
有毒の蝶ジャコウアゲハに外見を似せてカムフラージュ(=擬態)、捕食されないようにする作戦で外敵から身を守っています。

このアゲハモドキはお腹に卵をたくさん抱えていたようで、地面に不時着?!
道中お気をつけて。(ひ)

セグロセキレイ

2009-06-18 08:43:17 | 里山の鳥
Japanese Wagtail、スズメ目セキレイ科のセグロセキレイです。
全長21cmほど、体は細く尾が長いスマートな鳥、水辺を好み、地上を歩いて昆虫などを探します。
英名の由来になったように、時々立ち止まっては尾(=tail)を上下に振る(=wag)しぐさが特徴です。
大学構内ではよく見かけるのですが、セグロセキレイは日本固有種。
セグロセキレイを見るために、わざわざ海外から日本を訪れるバードウォッチャーもいるようです。(ひ)