駿大の森から

豊かな自然に恵まれる駿河台大学(埼玉県飯能市)。
大学の森の自然と私たちが取り組む森林保全の活動を発信していきます。

淡い黄色い花のあとは・・・

2009-05-30 10:41:39 | 里山の「?」
淡い黄色い花が地面に落ちていました。
見上げると小さな実をつけたこの木。
あれ、どこかで見たことあるような…

さて、これは何でしょう?

正解は「カキ」。

カキは雄花より雌花のほうが大きな花をつけます。
カキの花が落ちて、こんな小さな実がたくさんみられるようになると、そろそろ梅雨のはじまりです。(ひ)

ウルシ

2009-05-29 09:26:41 | 里山の危険
赤と緑のコントラストが素敵な羽状複葉。
高さ7~10mほどの落葉小高木、中国原産のウルシ(ウルシ科ウルシ属)です。
分泌する樹液を採取・精製して「漆」とするため、古くから各地で栽培されてきました。

樹木全体に有毒成分があり、樹液には発疹、はれ、かゆみ、水泡などのアレルギー反応を起こす成分「ウルシオール」が含まれます。
過敏症の人ほど重症になりやすいので、野外を歩くときは肌の露出を最小限に抑えたいですね。(ひ)

モミジイチゴ

2009-05-28 10:10:37 | 里山の味
緑の中にオレンジ色がひときわ目立っていました。
バラ科キイチゴ属のモミジイチゴの果実です。
モミジイチゴの葉は掌状に裂けていて、紅葉の葉のよう。
だからこの名です。
果実は甘酸っぱくてとっても美味。
期間限定のお味をぜひ!(ひ)

カワセミ

2009-05-27 09:43:57 | 里山の鳥
「チイーッ!」

鳴き声のほうに目をやると、キャンパス内の池を見つめる青い鳥がいました。
ブッポウソウ目カワセミ科のカワセミです。
全長17cmほど、全国の水辺でみられ、体に比べくちばしが大きいのが特徴です。
カワセミは繁殖期にオスがメスのために餌をプレゼントする「求愛給餌」をし、これがうまくいくと、交尾がはじまります。
どこの世界でも男はツライ・・・?!(ひ)


メジロ

2009-05-26 08:31:07 | 里山の鳥
目の周りの真っ白なアイシャドウ。
ひと昔前、渋谷の街でよく見かけたような・・・
いやいや失礼しました。
スズメ目メジロ科のメジロです。
全長11.5cmほどでスズメよりもちょっと小さめ。
全国の丘陵から山地の林でみられますが、暖かいところのほうがお好みです。

メジロは木にとまる時、押し合うようにたくさん並んでとまります。
この様子が元になった慣用句が、多くの人や物事が詰まっていることを意味する「目白押し」なのです。(ひ)