石井信平の 『オラが春』

古都鎌倉でコトにつけて記す酒・女・ブンガクのあれこれ。
「28歳、年の差結婚」が生み出す悲喜劇を軽いノリで語る。

原発事故、本当の責任者は誰なのだろう?

2007-07-18 21:43:09 | 社会
赤城農水大臣が、今度はガーゼをぺったり顔に貼ってご登場だ。理由を説明できないから、またまたワイドショーの格好の餌食となっている。

 叩くのでなく、話題提供の貢献を多として、赤城君に表彰状をあげたらどうだろう。


 ところで、7月16日に起きた地震で、東電柏崎刈羽原発3号機の変圧器から出火し、消火まで約2時間かかった。その上、放射性物質を含んだ水が海に漏れ出た。

 東京電力が批判の矢面に立たされている。甘利明経産相は勝俣恒久社長に対し厳重注意し、耐震性の確認や消防態勢の点検と報告を指示した、そうである。

 きょう、社長は柏崎市長を訪ね、頭を下げていた。作業服の守衛さんかな、と思ったら社長だった。およそ風格がない。説明が出来ない。説得力がない。

 地震と変圧器火災の因果関係や、鎮火まで2時間もかかった理由を説明できない。

 こんな人に、こんな危険な施設の社長が務まるのかなー。「ご迷惑」を詫びていたが、「賞味期限切れの饅頭を配っちまった」という顔だった。

 ことは「消防」の問題か? 会社の不祥事か? 

 そもそも、活断層の上に原発を作ってしまった「国策」が問われているのである。経産省が、通報義務を怠ったことで東電を叱っているのは、実に滑稽だ。そして、国の、この無責任ぶりこそ、実に恐ろしい。

 社長の「ごめん」で終るなら、警察もジャーナリズムもいらない。
 
 原発のCMに出たタレントや「有識者」たちにも聞いてみたい。