「街の仲間たち」小金井市議会議員 清水学

令和3年3月の小金井市議会議員選挙にて2期目当選。議会活動や地域での活動をお伝えします!

◾️行政視察のご報告/東京都多摩市

2024-05-01 16:43:00 | 清水がくの活動報告
4月24日に建設環境委員会の行政視察で東京都多摩市へ行ってまいりました。元々予定していた視察ではなく、急遽委員会で決定しました。現在小金井市で策定している小金井市地域公共交通計画において地域のニーズをきめ細やかに把握できておらず、このまま策定が進んでしまうことに危惧があると複数の委員から声が上がり、急遽先進市の取組みを視察することを決めました。

多摩市交通マスタープランでは各種アンケート等を通して幅広く調査をし課題の抽出をすることを目的としました。また、マスタープランを実行するための計画として多摩市地域公共交通再編実施計画を策定し、8つの地域に分けてアンケート結果を分析し直しました。多摩市の特徴的なこととしては障がい者団体や老人クラブといった団体の代表者が多摩市地域公共交通会議に委員として参加しているという点でした。小金井市の場合は各団体にヒアリングを行い、その結果を反映させるという手法なので、多摩市の方が困っている年代の方の声がダイレクトに伝わるので、これからの参考にしたいと思いました。


また、どの自治体においても課題となっているのが「乗務員不足」です。小金井も取り組まなければならないことは、既存公共交通をいかにして持続させていくか、これに尽きます。民間バス、コミュニティバス、そしてタクシーといった既存交通の維持。この先困った時に既存交通がボロボロになってしまわぬよう、いかに既存交通を知ってもらうか、利用してもらうか、公共交通で働くことの魅力を高めていくか、これが大きな課題であります。今ある資源の活用と利用者を増やすことを考えなくてはなりません。その方策を私も考えていきます。
ニーズ調査においても、説明会等の参加者自体が少ない場合の取扱いが難しく母数を増やす必要があり、また無理に意見を作り出してしまう恐れもあり、スマホの移動データのオープンデータ等の客観的なデータが必要であります。




〜まとめ〜
そもそも、地域交通をデザインするということは「街づくり」を考えることにつながります。公共交通が充実していればいいということだけではなく、こういった街にしていくという具体的な方向性を市として持つべきであり、それが明確でないから計画を作ることが目的に見えてしまう状況があるんだと思います、その点が小金井市には欠如しているので、所管委員会で質疑を通して議論していきたいと思います。

尚、本視察にかかる委員一人あたりの費用は交通費636円のみです。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿