「街の仲間たち」小金井市議会議員 清水学

令和3年3月の小金井市議会議員選挙にて2期目当選。議会活動や地域での活動をお伝えします!

ウクライナ侵攻開始から1年

2023-02-26 00:10:00 | 清水がくの活動報告
2月24日で、ロシア軍はウクライナへの本格侵攻を開始してから1年が経ちました。戦禍により亡くなられた方々に哀悼の意を表すると共に、ご遺族の方々に謹んでお見舞い申し上げます。
当初はアメリカや日本をはじめ各国が経済制裁という形で、ロシアに対しこれ以上の侵略をしないよう働きかけきましたが、なんら効果を出していないのが現状でありました。私たち日本もそうですし、世界各国もロシアはウクライナへの侵略戦争は侵攻を即刻止めるべきですし、強く非難してまいりました。
1年が経過し、日々ウクライナの悲惨な映像を目の当たりにする日々が続く一方、その状況に慣れが発生していないか心配にもなってきます。
ロシアによる侵略戦争は対岸の火事では決してなく、隣国ロシアの問題はもっと言えば侵略される可能性がある尖閣諸島や北方領土は日本国内の問題であることを私たちも再認識しなければなりません。
そして、当初は予想もしていなかったエネルギー価格の高騰、物価高騰など私たちの生活にも大きな影響が出てきました。ウクライナ侵略が長期化すれば、私たちの生活はより深刻なダメージを受けることとなります。
私たちは今ここで改めて日本の安全保障、そして経済安全保障を自分の事として考えていかなければならないのではないでしょうか。
今日本にある平和がどうして維持されているのか、我が国に平和憲法があるから平和が守られているのか、防衛力をより強化しなくてはならないのではないか、座して死を待つ前にでき得る対処をしなければならないのではないか(反撃能力の保持)、こういった事を考えなければならない時が来ているんだと思います。
また、なぜウクライナが今もなおロシアという大国相手に戦うことができているのか、もし日本が同じ状況下だったら1週間も持ち堪えられないとも言われています。ウクライナにはあって日本にはないもの。それは日本という国に対するアイデンティティなんだと思います。日本人であることの誇り、この国に住んでいるという誇り、自国を守り抜かなければならないという意識、これらのものがウクライナに比べると日本は少ないんだと思ってます。
よく、反撃能力を持つことは戦争をすることにつながる、戦争をするための能力と言われたりもしますが、それは全く当てはまりません。戦争を引き起こさないため、相手国に日本へ攻撃するという意思を奪うための能力である事をご理解いただきたいです。
日本の国民・国家・領土を守る防衛力をより一層強化することが求められていると思います。そして、それにかかる財源については、私たち国民も負担せざるを得ないことなんだと思います。それが私たちの子どもや孫を守ることにもなります。
防衛力を高めることはいいが増税は納得できない、こういう状況は混乱を招くだけで、政府にはしっかり説明してもらわなければなりません。
この国を守るための自衛隊も憲法にしっかり明記をして、堂々と活動をできるよう体制も整えていくべきです。いつまでも、自衛隊は違憲だという議論に終止符を打つべきです。
このように、ロシアによるウクライナへの侵略戦争は、他山の石ではなく、まさに日本国の問題です。
先人たちが守り抜いた日本を子や孫の世代に引き継いでいくためにも、私たちの意識を変えていかなければならないと強く思うところであります。
最後となりましたが、今この時もロシアからの攻撃で苦しんでいる方が大勢いるわけで、ロシアの侵略が1日も早く収まり、ウクライナが平穏な状態になることを心から願います。

小金井市議会議員
清水がく