アイを叫んだけもの(「新世紀エヴァンゲリオン」第弐拾六話)
どこかで聞いたタイトルだと思ったら、こういうことだったのね。
しかもパクった小学館の編集人は、エヴァの最終話のタイトルが
ハーラン=エリスンのSF小説『世界の中心で愛を叫んだけもの』の
オマージュだってのを知らなかったらしい。
それはともかく、『いま、会いにゆきます』にすっかりはまった私は、
やっぱり食わず嫌いはいけないな、と思わされまして、
『世界の中心で、愛をさけぶ』を読んでみました。
悲しい話です。でも泣けませんでした。感動もしませんでした。
単純というか、ベタというか、なにか物足りないんですよね、
小説としては。『ノルウェイの森』のほうがはるかによかったな。
そういえば、某文学賞の授賞式で某有名作家が、
「最近は『泣ける小説』のようなつまらない作品が流行ってますが」
みたいなコメントをしたのを聞いて、「泣けない小説」のほうがいいのか?
と反感を覚えたりもしたのですが、実際に読んでみると、多少納得。
ただ、文学界の問題というより、こういう単純な物語でないと
今どきの読者は感動しないのか?ということのほうが大問題だと思います。
とはいえ、現実の世界では愛する者の死は最もつらいことですよね。
昨日訃報が届いて、改めてそう感じました。
人は本質的に自己中心ですから(逆にいえば自分が「世界の中心」)
自分と自分が愛するものがこの世の全て、みたいな感覚を
どうしても持ってしまいます。だから死別によってそれが崩れると、
深い悲しみと喪失感に襲われます。
でももしかしたら、幸せだと思っている時にすでに
他の大事なものを失ってしまっているのかも知れません。
どこかで聞いたタイトルだと思ったら、こういうことだったのね。
しかもパクった小学館の編集人は、エヴァの最終話のタイトルが
ハーラン=エリスンのSF小説『世界の中心で愛を叫んだけもの』の
オマージュだってのを知らなかったらしい。
それはともかく、『いま、会いにゆきます』にすっかりはまった私は、
やっぱり食わず嫌いはいけないな、と思わされまして、
『世界の中心で、愛をさけぶ』を読んでみました。
悲しい話です。でも泣けませんでした。感動もしませんでした。
単純というか、ベタというか、なにか物足りないんですよね、
小説としては。『ノルウェイの森』のほうがはるかによかったな。
そういえば、某文学賞の授賞式で某有名作家が、
「最近は『泣ける小説』のようなつまらない作品が流行ってますが」
みたいなコメントをしたのを聞いて、「泣けない小説」のほうがいいのか?
と反感を覚えたりもしたのですが、実際に読んでみると、多少納得。
ただ、文学界の問題というより、こういう単純な物語でないと
今どきの読者は感動しないのか?ということのほうが大問題だと思います。
とはいえ、現実の世界では愛する者の死は最もつらいことですよね。
昨日訃報が届いて、改めてそう感じました。
人は本質的に自己中心ですから(逆にいえば自分が「世界の中心」)
自分と自分が愛するものがこの世の全て、みたいな感覚を
どうしても持ってしまいます。だから死別によってそれが崩れると、
深い悲しみと喪失感に襲われます。
でももしかしたら、幸せだと思っている時にすでに
他の大事なものを失ってしまっているのかも知れません。
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