Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

浅井選手、町田選手、お疲れさま

2006年10月21日 23時35分11秒 | 趣味
17年間カープひと筋で、球界を代表する「代打の切り札」だった浅井樹選手が
今シーズン限りで現役を引退しました。
今季はブラウン監督が進める若手登用の方針の中、3度の2軍落ちなど出場
機会が激減。当初は他球団への移籍、現役続行に意欲を見せていましたが、
球団が高い打撃理論と豊富な経験からコーチ就任を要請、本人も了承して、
今月14日に球団に申し入れ、16日に正式発表となりました。
同日の今季最終戦が「引退試合」となりましたが、同期の前田選手が4安打
3打点と逆転勝利を呼び込む大活躍で舞台を整えたのに応え、代打での登場
で見事に最後のヒットを放ち、ファンを涌かせてくれました。
1990年、富山・富山商高からドラフト6位で入団。6年目の95年に1軍定着し
ました。ここ一番の場面での勝負強さを買われて主に「代打の切り札」として
活躍。ファーストの守備にも定評がありましたが、外国人や守備に難のある
選手がファーストに入ることが多かったため、規定打席に到達したシーズンは
ありませんでした。通算成績は、出場1070試合、1832打数523安打、52本塁
打、259打点。代打の通算成績は、490打数154安打で打率.314。代打安打
数は現役最多でした。
打席で、アンダーシャツの袖をたくし上げ、太い二の腕を相手投手に見せ付け
る仕草がとても印象的でした。それでいて、バットコントロールが巧みで器用
な打者で、対戦するほうは嫌な相手だったことでしょう。
来季は、2軍または3軍(故障者リハビリ組)のコーチとなることも決まっている
そうです。ということは、朝山コーチは退団? それも寂しいなぁ。

昨年タイガースに移籍した町田公二郎選手も引退を表明しました。
明徳義塾高-専大を経て、92年ドラフト1位でカープに入団。「浩二二世」と
期待されて1年目から一軍入りし、その片鱗を見せた印象に残る場面も何度
となくありましたが、レギュラー定着には至らず、「右の代打の切り札」として
浅井選手のよきライバルであり続けました。
通算955試合出場、85本塁打、272打点、打率.251。セリーグ記録の通算
代打本塁打20本(プロ野球記録は元阪急ブレーブス・高井保弘選手の27本)、
プロ野球記録の代打満塁本塁打4本など、数字以上に印象に残る選手でした。
個人的にはルーキーイヤーに、対スワローズ戦で延長15回に放ったサヨナラ
本塁打が忘れられません。(そういえばあの頃は、午前0時を回るような長い
試合が多かった気もします。)
町田選手は来季、タイガースの2軍コーチ就任が決まっています。

お二人とも、長い間お疲れ様でした。

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