『子どもと昔話』に連載中の小沢健二の小説「うさぎ!」の第2話を
読みました。
第1話は「大人の童話」という感じでしたが、第2話になると何だか
急に話がリアルになって、子ども向けの「よくわかる世界の矛盾」
みたいな内容でした。しかし日本にいない筈なのに、「小泉改革」
を痛烈に批判してる辺り、さすがだなぁと感心してしまいます。
今回、きららという女の子と、うさぎという男の子が登場します。
どうやらタイトルの「うさぎ!」は、この男の子の名前のようです。
長編にするつもりが無くて先を急いでるのかも知れませんが、この
うさぎくんが出てくるなり、「灰色」のことも社会の矛盾もほとんど
お見通しという展開には、ちょっと途惑ってしまいました。それを
だんだん暴いていく冒険譚かと思ってましたので・・・。
「自由鳥への手紙」という手法は、かつての名曲の中にしばしば
「手紙」が出てきたのを思い出させてくれて、嬉しくなりました。
余談ですが、私が一番好きな彼の曲「天使たちのシーン」にも、
「当ての無い手紙 書き続ける彼女を守るように 僕はこっそり祈る」
というフレーズがあります。
さてさて、次回は4月。その前に、アルバムはちゃんと出てくれる
のでしょうか?
読みました。
第1話は「大人の童話」という感じでしたが、第2話になると何だか
急に話がリアルになって、子ども向けの「よくわかる世界の矛盾」
みたいな内容でした。しかし日本にいない筈なのに、「小泉改革」
を痛烈に批判してる辺り、さすがだなぁと感心してしまいます。
今回、きららという女の子と、うさぎという男の子が登場します。
どうやらタイトルの「うさぎ!」は、この男の子の名前のようです。
長編にするつもりが無くて先を急いでるのかも知れませんが、この
うさぎくんが出てくるなり、「灰色」のことも社会の矛盾もほとんど
お見通しという展開には、ちょっと途惑ってしまいました。それを
だんだん暴いていく冒険譚かと思ってましたので・・・。
「自由鳥への手紙」という手法は、かつての名曲の中にしばしば
「手紙」が出てきたのを思い出させてくれて、嬉しくなりました。
余談ですが、私が一番好きな彼の曲「天使たちのシーン」にも、
「当ての無い手紙 書き続ける彼女を守るように 僕はこっそり祈る」
というフレーズがあります。
さてさて、次回は4月。その前に、アルバムはちゃんと出てくれる
のでしょうか?
オザケンの小説はまだ読んだ事無いです…。
『子どもと昔話』は一般書店の店頭には並んでいない(注文すれば取り寄せてもらえますが)ので、なかなか手に取れませんよね。大きな図書館なら、児童書のコーナーにあるかも知れません。
ニューアルバム、楽しみですね。あの声が聴けないのは残念ですが・・・。