9月15日 広島厚生年金会館の公演のレポートです。
土曜日だからか、今回は17時30分開場、18時開演でした。
娘の運動会を見に、実家の両親が訪ねて来ていたこともあり、家を出たのが
ギリギリの時間。厚生年金会館へは市電だと結構歩かないといけないので、
車で行ったのですが、プチ渋滞に加え、会場周辺の駐車場は軒並み満車。
ちょっと離れた所に停めればよかった、と後悔しながら必死に探して、ようやく
開演5分前に車を停めれました。
旧市内に住んでいた時は、移動手段は自転車だったので、天気だけ心配して
いればよかったのですが、郊外に住んで車依存の生活になると、街中だけど
ちょっと交通の不便な場所に行くのって、結構大変です。
今回は13列目22番。3回続けて似たような席(ステージに向かって左寄り)で、
「あー、また宮城さん側か」と思ったのですが、今回はメンバーの立ち位置が
いつもと左右逆で、ちょうど姫野くんの正面でした。
思えば、初めてチューリップを見た'97年の倉敷公演が、やはり安部さん側の
席でした。(少し遠かったけど) 最後に神様がくれた、ささやかなプレゼント
だったのかも知れません。
会場内は、これまで私が経験したどのライブよりも整然として、異様な雰囲気
でした。チューリップナンバーのインスト(多分「Zaitsu Songs -CINEMATIC-」
の中の曲)が流れる中、開演前に既に席は完全に埋まっていました。'01年の
2度目のツアー以降、チケットの売れ行きは悪かったのですが、今回は早々に
Sold outしたというのも分かる気がします。これがファイナルの重みでしょうか。
場内アナウンスが、「本日のライブは一部制となっております」と告げました。
今はそれが普通な気もしますが、前回が二部制だったのでわざわざ断わった
のかな? 今からトイレに行く暇は無いけど。
開演のブザーと同時にいっせいに拍手が。いつもならメンバーが出てきてから
なのに、これもファイナルゆえ?と思っていると、しばらくして会場が真っ暗に
なり、スクリーンに映像が映し出されました。
往年のライブではしばしば行われたフィルム上映ですが、再結成後は今回が
最初で最後。ネットの書き込みによると、ツアー前半より短く編集されていた
らしいのですが、私は見てないので分かりません。
1972年にメンバーが上京してきた時の映像から始まり、'75年のツアー、'78年
の鈴蘭高原、'79年の8大都市ツアーとオリジナルメンバー最後のツアー、'80
年の2度目の鈴蘭、'82年の1000回記念ライブ、'84年のPAGODAライブ、'89年
のファイナルツアー、とチューリップの歴史が映し出されました。そして'97年の
再結成以降のライブ映像が流れ、最後にニューアルバムのジャケットと今回の
ツアータイトルのクレジットが映って、いよいよメンバー登場です。
嵐のような拍手とともに始まった、今回のオープニングナンバーは、
1.心を開いて
'02年のツアーでも歌われたこの曲。私の中では「ファイナルツアー Well」の
オープニングの印象が強くて(その時はメドレーのような感じで、「The Halo」に
続けて歌われましたが)、「やっぱりこの曲か」とジーンときてしまいました。
2.あの娘は魔法使い
定番だと思ってましたが、前回は歌わなかったんですね。'02年のツアーでも
2曲目でした。後半盛り上がった所で歌ってほしい曲ですが。
早速7分ほどの観客が立ちました。私も後ろの人に気を使いつつ立ちました。
安部さんMC
「チューリップは今年、デビューしてから35年になります。(拍手) 35年経って
もこうして大勢の人の前で歌えるというのは、ほんとに嬉しいことです。(拍手)
今日も最後までよろしくお願いします。」
3.悲しきレイントレイン
ここからは「姫野くんTime」。過去のライブに比べて、姫野くんのマイクの音量
が大きい気がしました。声がはっきり聞こえて、顔もはっきり見えて、最高!
これで、若い頃のようにスタイルが良ければ・・・。
途中で、なぜか安部さんがピックを交換してました。アクシデントではなく、音が
しっくり来なかったみたいですが。
そういえば、リズム帯がおなかに響くくらい音がでかくて、ハウリングもしてたし、
時々ノイズも聞こえたし、今回の音響には不満が残りました。
4.明日の風
'00年ツアー以来のナンバー。まあまあ好きですけど、どうせなら組曲と一緒に
聞きたかったです。
今回も、後奏に入る前に拍手が・・・。みんなちゃんと覚えといてよ。
5.ここはどこ
定番です。またみんな立ったので、私も立ちました。
6.NEVER ENDING
ニューアルバムからの1曲。イントロがきれいで好きです。ビートルズというより
はサイモン&ガーファンクルって感じですが。まぁ姫野くんだからいいか。
財津さんMC
「新しいアルバムから『NEVER ENDING』という曲を聴いて頂きました。今年の
5月に新しいアルバムを出したんですけどね、よーく覚えといて下さいよ、5月
に新しいアルバムを出しました。」としつこく何度も繰り返す財津さん。
「ではそのアルバムから、タイトル曲の『run』を聴いてください」
7.run
実はこのアルバム、ライブの3日前にやっと買いました。だからひと通り聴いた
だけで、聴き込んで行くには至りませんでした。お金が無かったのもあります
が、新鮮な気持ちで最後を迎えたかったんです。初めてのライブの時は、まだ
チューリップのアルバム全部は聴いてなかったし、新作アルバムの2枚目は
倉敷公演の時にはまだ発売されてなかったし、半分くらいは知らない曲でした
が、それでもすごく感動しました。あの時の感動にもう一度浸りたくて。
ツアータイトルにもなっている2枚組アルバムから2曲だけというのはちょっと
寂しいですが、再結成後の新曲にはいまいちな曲が多かった中で、ようやく
チューリップらしく仕上がったといえる2曲でした。
8.走れ!ムーン号
上田さんといえば「早くおいで」かこの曲。リンゴ・スターじゃあるまいし、他にも
良い曲あるし、歌も上手いのになぁ。本人のお気に入りなら仕方ないけど。
というわけで、この曲では私は立ちませんでした。
9.Route134
宮城さんのソロ。今度こそは「めぐり逢いは想い出」を、と期待してたのに・・・。
とはいっても、この曲は'97年のライブでは、「早くおいで」とメドレーになってて
短縮バージョンだったので、フルで歌うのは初めて。ベースラインは好きだし、
これもまあ、しょうがないかって感じです。
宮城さんは立たないと見えなかったので立ちました。(笑)
(続く)
土曜日だからか、今回は17時30分開場、18時開演でした。
娘の運動会を見に、実家の両親が訪ねて来ていたこともあり、家を出たのが
ギリギリの時間。厚生年金会館へは市電だと結構歩かないといけないので、
車で行ったのですが、プチ渋滞に加え、会場周辺の駐車場は軒並み満車。
ちょっと離れた所に停めればよかった、と後悔しながら必死に探して、ようやく
開演5分前に車を停めれました。
旧市内に住んでいた時は、移動手段は自転車だったので、天気だけ心配して
いればよかったのですが、郊外に住んで車依存の生活になると、街中だけど
ちょっと交通の不便な場所に行くのって、結構大変です。
今回は13列目22番。3回続けて似たような席(ステージに向かって左寄り)で、
「あー、また宮城さん側か」と思ったのですが、今回はメンバーの立ち位置が
いつもと左右逆で、ちょうど姫野くんの正面でした。
思えば、初めてチューリップを見た'97年の倉敷公演が、やはり安部さん側の
席でした。(少し遠かったけど) 最後に神様がくれた、ささやかなプレゼント
だったのかも知れません。
会場内は、これまで私が経験したどのライブよりも整然として、異様な雰囲気
でした。チューリップナンバーのインスト(多分「Zaitsu Songs -CINEMATIC-」
の中の曲)が流れる中、開演前に既に席は完全に埋まっていました。'01年の
2度目のツアー以降、チケットの売れ行きは悪かったのですが、今回は早々に
Sold outしたというのも分かる気がします。これがファイナルの重みでしょうか。
場内アナウンスが、「本日のライブは一部制となっております」と告げました。
今はそれが普通な気もしますが、前回が二部制だったのでわざわざ断わった
のかな? 今からトイレに行く暇は無いけど。
開演のブザーと同時にいっせいに拍手が。いつもならメンバーが出てきてから
なのに、これもファイナルゆえ?と思っていると、しばらくして会場が真っ暗に
なり、スクリーンに映像が映し出されました。
往年のライブではしばしば行われたフィルム上映ですが、再結成後は今回が
最初で最後。ネットの書き込みによると、ツアー前半より短く編集されていた
らしいのですが、私は見てないので分かりません。
1972年にメンバーが上京してきた時の映像から始まり、'75年のツアー、'78年
の鈴蘭高原、'79年の8大都市ツアーとオリジナルメンバー最後のツアー、'80
年の2度目の鈴蘭、'82年の1000回記念ライブ、'84年のPAGODAライブ、'89年
のファイナルツアー、とチューリップの歴史が映し出されました。そして'97年の
再結成以降のライブ映像が流れ、最後にニューアルバムのジャケットと今回の
ツアータイトルのクレジットが映って、いよいよメンバー登場です。
嵐のような拍手とともに始まった、今回のオープニングナンバーは、
1.心を開いて
'02年のツアーでも歌われたこの曲。私の中では「ファイナルツアー Well」の
オープニングの印象が強くて(その時はメドレーのような感じで、「The Halo」に
続けて歌われましたが)、「やっぱりこの曲か」とジーンときてしまいました。
2.あの娘は魔法使い
定番だと思ってましたが、前回は歌わなかったんですね。'02年のツアーでも
2曲目でした。後半盛り上がった所で歌ってほしい曲ですが。
早速7分ほどの観客が立ちました。私も後ろの人に気を使いつつ立ちました。
安部さんMC
「チューリップは今年、デビューしてから35年になります。(拍手) 35年経って
もこうして大勢の人の前で歌えるというのは、ほんとに嬉しいことです。(拍手)
今日も最後までよろしくお願いします。」
3.悲しきレイントレイン
ここからは「姫野くんTime」。過去のライブに比べて、姫野くんのマイクの音量
が大きい気がしました。声がはっきり聞こえて、顔もはっきり見えて、最高!
これで、若い頃のようにスタイルが良ければ・・・。
途中で、なぜか安部さんがピックを交換してました。アクシデントではなく、音が
しっくり来なかったみたいですが。
そういえば、リズム帯がおなかに響くくらい音がでかくて、ハウリングもしてたし、
時々ノイズも聞こえたし、今回の音響には不満が残りました。
4.明日の風
'00年ツアー以来のナンバー。まあまあ好きですけど、どうせなら組曲と一緒に
聞きたかったです。
今回も、後奏に入る前に拍手が・・・。みんなちゃんと覚えといてよ。
5.ここはどこ
定番です。またみんな立ったので、私も立ちました。
6.NEVER ENDING
ニューアルバムからの1曲。イントロがきれいで好きです。ビートルズというより
はサイモン&ガーファンクルって感じですが。まぁ姫野くんだからいいか。
財津さんMC
「新しいアルバムから『NEVER ENDING』という曲を聴いて頂きました。今年の
5月に新しいアルバムを出したんですけどね、よーく覚えといて下さいよ、5月
に新しいアルバムを出しました。」としつこく何度も繰り返す財津さん。
「ではそのアルバムから、タイトル曲の『run』を聴いてください」
7.run
実はこのアルバム、ライブの3日前にやっと買いました。だからひと通り聴いた
だけで、聴き込んで行くには至りませんでした。お金が無かったのもあります
が、新鮮な気持ちで最後を迎えたかったんです。初めてのライブの時は、まだ
チューリップのアルバム全部は聴いてなかったし、新作アルバムの2枚目は
倉敷公演の時にはまだ発売されてなかったし、半分くらいは知らない曲でした
が、それでもすごく感動しました。あの時の感動にもう一度浸りたくて。
ツアータイトルにもなっている2枚組アルバムから2曲だけというのはちょっと
寂しいですが、再結成後の新曲にはいまいちな曲が多かった中で、ようやく
チューリップらしく仕上がったといえる2曲でした。
8.走れ!ムーン号
上田さんといえば「早くおいで」かこの曲。リンゴ・スターじゃあるまいし、他にも
良い曲あるし、歌も上手いのになぁ。本人のお気に入りなら仕方ないけど。
というわけで、この曲では私は立ちませんでした。
9.Route134
宮城さんのソロ。今度こそは「めぐり逢いは想い出」を、と期待してたのに・・・。
とはいっても、この曲は'97年のライブでは、「早くおいで」とメドレーになってて
短縮バージョンだったので、フルで歌うのは初めて。ベースラインは好きだし、
これもまあ、しょうがないかって感じです。
宮城さんは立たないと見えなかったので立ちました。(笑)
(続く)