花の心を
一
土に生き 空に生き
水に生きて立つ 草花の
匂い佇む 姿身に
二つとてない 花咲かせ
花の心を 聞かせてみたい
昇る朝日の 光の中に
二
朝の光の 眩しい中
澄みて渡る 青い空
遥かにくる 時の流れに
受けては渡す 絆こそ
花の心を 知らせてみたい
優しくそよぐ 風の中に
三
黒雲走り 稲妻光る
風に倒れる 辛さにも
雨に濡れて 涙しても
花は立ち立ち ここに立ち
花の心を 伝えてみたい
しとどに降るは 雨の中に
四
世には生きてる この身には
意地張る思い 更になく
我がまま通す いとまなく
ただ有りのまま 素直なままに
花の心に 思いを込めて
夜空に星の 瞬く光に