庄内半島の紫雲出山から望む・・・・岬には灯台もあるのですが、ここは「箱崎」。昔、夫とよく魚釣りに興じたところです。懐かし~~!!
☆難易度Ⅰ
寅月ですが、今月19日が「雨水」です。それまでは春と言っても丑月の寒気を引きずるので丙火の調候が大事です。それ以後は調候は要らないのかと言えば、それは八字次第で湿の気が強ければ、勘案しなければなりません。
日干が甲木であれば、寅月は月令があり、「禄刃格に殺」です。陽干には陽の庚官殺の剋を第一とします。しかし、窮通宝鑑には寅月の甲木は若木で柔らかく、庚金の剋は不適切であると言われています。
また、寅木は柔らかく、癸水の「滋木培木」は非常に相性がよく、その上での庚金の剋は適切ということもあるようです。
どちらを優先するのかということですが、丙火と庚金は相対する五行です。「子平」を優先するのか、あるいは「調候」を優先するのか・・・・特に雨水前は調候ということになるのでしょう。
ちょっと考えてみました。丙火と庚金ですが・・・
癸巳
甲寅
甲辰
丙子
のような命でしたら、時干の丙は調候となります。もちろん年支の巳火にも月干支の甲寅は洩らしますし、これも調候です。丙は用神ともなります。調候用神であり、扶抑用神です。
では、庚金の官殺は取れないのかということですが、天干に丙が出ていますので運才で庚金が巡りますと、丙と剋に・・・これは良くないですね。用神ともいえる丙火が剋となるわけですし、喜の干支同士が痛み分けして良いとはいえません。
では地支に火があればどうでしょう。
癸巳
甲寅
甲午
戊辰
これでしたら、午は最喜神となります。用であり、財との通関となります。組織配合はベストです。陽干の剋とはなりませんが、能力発揮しての財への流れは滴天髄でいう「財気通門戸」です。強い日干が食傷に流れ、能力発揮し、その成果として財に流れる、つまり食傷生財の喜のことです。禄刃格に殺でなくとも栄華栄達は望めるでしょう。流れも年干から水木火土と流通します。位相高の命です。
またこの命でしたら、庚金の官殺の剋も有情です。弁証法的発展が可能な八字となります。
上記のニ命を比べると天干に丙が来るのか、地支にくるのかで、解明が違ってきますね。おおむね、、丙火は地支にくるほうが運才での喜忌は有利でしょう。
以上、調候と子平の両サイドから見てみました。
☆難易度Ⅰ
寅月ですが、今月19日が「雨水」です。それまでは春と言っても丑月の寒気を引きずるので丙火の調候が大事です。それ以後は調候は要らないのかと言えば、それは八字次第で湿の気が強ければ、勘案しなければなりません。
日干が甲木であれば、寅月は月令があり、「禄刃格に殺」です。陽干には陽の庚官殺の剋を第一とします。しかし、窮通宝鑑には寅月の甲木は若木で柔らかく、庚金の剋は不適切であると言われています。
また、寅木は柔らかく、癸水の「滋木培木」は非常に相性がよく、その上での庚金の剋は適切ということもあるようです。
どちらを優先するのかということですが、丙火と庚金は相対する五行です。「子平」を優先するのか、あるいは「調候」を優先するのか・・・・特に雨水前は調候ということになるのでしょう。
ちょっと考えてみました。丙火と庚金ですが・・・
癸巳
甲寅
甲辰
丙子
のような命でしたら、時干の丙は調候となります。もちろん年支の巳火にも月干支の甲寅は洩らしますし、これも調候です。丙は用神ともなります。調候用神であり、扶抑用神です。
では、庚金の官殺は取れないのかということですが、天干に丙が出ていますので運才で庚金が巡りますと、丙と剋に・・・これは良くないですね。用神ともいえる丙火が剋となるわけですし、喜の干支同士が痛み分けして良いとはいえません。
では地支に火があればどうでしょう。
癸巳
甲寅
甲午
戊辰
これでしたら、午は最喜神となります。用であり、財との通関となります。組織配合はベストです。陽干の剋とはなりませんが、能力発揮しての財への流れは滴天髄でいう「財気通門戸」です。強い日干が食傷に流れ、能力発揮し、その成果として財に流れる、つまり食傷生財の喜のことです。禄刃格に殺でなくとも栄華栄達は望めるでしょう。流れも年干から水木火土と流通します。位相高の命です。
またこの命でしたら、庚金の官殺の剋も有情です。弁証法的発展が可能な八字となります。
上記のニ命を比べると天干に丙が来るのか、地支にくるのかで、解明が違ってきますね。おおむね、、丙火は地支にくるほうが運才での喜忌は有利でしょう。
以上、調候と子平の両サイドから見てみました。