☆高野山ではお寺の宿坊に泊まります。ここにお泊りでした。
☆命理
本日命です。
丙申
己亥
乙巳
丁亥 とします。
日干乙木は相令で亥月水旺の生まれです。水旺月の木は水多浮木を懸念し調候の有無を看ることが大事です。本命では乙に寅卯の根はなく印の水に頼りたいのですが亥の蔵干は壬ですので乙とは好相性とは言えません。乙は癸水の慈木と丙火の反生を最も喜とするのですが亥水では無理です。また日支巳は2亥に囲まれて冲剋されます。火は亥月水旺には死令の火ですから弱くダブルで剋されますとさらに弱化激しいと看ます。時干に丁が透りますが、丙ではないので無情無力となります。これほど弱くとも日支巳は最喜神で八字内の寒冷の気をわずかにでも暖にするものですから、丁火に巳火と天地に透り弱いながらも喜の作用となります。
亥月生まれで根のない乙木ですと相令とはいえ、浮木の傾向ですから虚木であることは免れません。そんな八字の求める方向は寅卯の根だけではやはり湿木であることに変わりなく、良質とは言えません。丙火の照暖による反生の効と調候という観点から、まず丙火が最喜と言えます。「命に生気を与える」という表現をよく使いますが、寒冷の虚木では八字に流通はなく生成発展という観点からも発展性もないのです。結果、こういう八字には寅卯の根と丙火なのです。
ですが、なかなかそんなにうまく大運に望めるものではないのが現実です。亥月に生まれれば、順行ですと第一運から子の水旺を巡らねばなりません。逆行でも金旺を巡ります。申酉金は地支ですから生水してさらに水勢を強めます。甲乙日干の亥月生まれは必ず第一運から喜は少ない傾向だとわかります。もちろん八字次第ですが・・・
現実の実践命の中にこういったケースの八字は多いものです。人生の中盤年になりますとそれまでの経緯もありますから、どうであったのかとお伺いしますとやはり、水旺生まれにさらに水運が巡ると印のせいで重苦しいメンタルの状態を抱え込んでしまうとか、印の母との関わりをおっしゃることもあります。
事象はさまざまですが、木の忌象を病源としても抱えることが多いです。軽症では頭痛から不眠、鬱などあります。女命だと婦人科系もあるでしょう。調候の丙火の有無は大きく作用すると言えます。欲しい干がない・・・これぞ、病源かと思います。
本日、浮木の木性を考えてみました。