社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

子会社への出向。仕事の内容が全く変われば、それは第二の人生ではないだろうか?

2011-04-02 12:08:36 | 会社の仕事

元部下でもあった元上司が、昨年11月の異動後、半年もしないで子会社に出向となった。昨日の事だった。親会社の事業部門は壊れており、最近ではそれを隠そうともしなくなっていたが、4月1日ついに、崩壊が始まった。今回の辞令はその手始めに過ぎないようだ。親会社での今回の辞令に対する説明資料を見て、流石に驚いたが、既に私の頭には、最後の落ち着く形が予想できている。この辺の話はいずれ掲載したい。

さて、その彼が出向となる子会社は、実はグループの社員と家族へ色々な支援をする会社だ。各種保険、リフォームを含む住宅斡旋、出張等の切符手配を含む旅行、お歳暮等も含む物販が大きなサービスだ。彼は今まで親会社でメーカーの技術と言う立場で仕事をして来た。

しかし今度の会社では、業界の専門知識も含めて扱う物が異なる。通常転職や同じ会社内での移動があっても、同じ業界か技術は同じ、或いは商品が同じ。技術から営業等はあっても。

彼が昨日今回の異動のあいさつに行った時に、その会社の社長や知り合いの役員から言われたのは、「メーカーの考え方を捨てろ!、今までの仕事を全て捨てろ!ここでは第二の人生が始まると考えろ!」と言われたらしい。なるほど、彼が自分で決めた人生ではなく、しかも例の如く強制的ではあるが、現役にいながら第二の人生を始められる事は、むしろ彼にとって幸せかも知れない。

昨日夕方、彼から電話を掛けて来た。すぐ何が言いたいか理解した私は、愚痴を聞く為に近くの居酒屋へと誘った。今回の彼の移動の背景は分からないが、少なくとも出向先のトップは、彼の事を良く知っている様だ。そして取締役も。

私も今の会社に来てから分かった。子会社の人事権は、その子会社のトップが持っている。当たり前だ。社長なのだから。従って子会社の人事に関しては、親会社と言えど勝手に決める事は出来ない。つまり子会社のトップがYESと言わなければ、出向させる事はできない。つまり彼は少なくとも、その出向先の社長からYESを頂けたと言う事になる。これはある意味、彼は、今までの事業部門では評価されなかったが、これから出向する会社では必要と認められたと言う事だ。それならそれで、今までの事を全て捨てて新しい人生へとスタートを切れば良い。と彼には言った。そう必要とされる方や会社があるだけましだと。何処にも行く所がない。つまり引き取り手がない程さびしい事はないと・・・。

そして私も、今の会社(つまりは、この彼と社長)が私を必要としてくれた事で、今があるのは確かだ。従って必要とされる以上は何とかしたいが・・・。しかし逆を言えば、上記で述べた彼と同じで、私も親会社の事業部門では必要とされなかったと言う事になる。がそれは引き取り手があっての話なので、何処へも引きと手がなくて残っている事が良い事かと言うと・・・。

しかし、彼が出向して、後に残される部下や関係する方々は、実はこれはたまった物ではない。これは既にそれを上が考える機能がなくなっているので、大変な事が起きそうだ。しかしこれはまだ始まりなので、どうなるか分からない。

彼の方が、過去のしがらみを全て捨てられるので、彼の方がはるかにましだ。

所で彼が、出向する子会社でする仕事は、旅行部門だそうだ。ウーン、社員の出張等の切符手配、旅行の斡旋手配、そしてイベントの企画運営。これが大変そうだが、新しい仕事、第2の人生としては、なかなかおもしろそうだ。彼もそう言っていた。


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