社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

東野圭吾『禁断の魔術 ガリレオ8』

2014-06-21 14:53:44 | 趣味(読書)

東野圭吾『マスカレード・ホテル』の次は、『禁断の魔術』の紹介だ。奥様が見つけてくれたガリレオシリーズの最新作(?)だ。ガリレオシリーズは元々は短編の集まりだが、この作品には、3つの短編と1つの長編が掲載されている。いずれも科学的な謎解きより、その背景にある被害者の哀しく切ない思いが哀しい。涙を誘う真実。その謎解きが素晴らしく悲しい。

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書籍名:禁断の魔術 ガリレオ8
著 者:東野圭吾(ひがしのけいご)
発 行:2012年10月15日初版発行
発行者:村上和宏
発行所:株式会社文藝春秋
価 格:1400円+税

湯川が殺人を?
「自業自得だ。教え子に正しく科学を教えてやれなかったことに対する罰だ」
ガリレオシリーズ初の完全書下ろし


透視す(みとおす)トリックは単純なほど騙されやすい。科学の世界でも同じだ

曲球る(まがる) あなたがいう抵抗は立派な努力に見えます。努力することに無駄はない

念波る(おくる)運命なんでものは信じない。サンタクロース以上に

猛射つ(うつ)私は君にそんなことをさせたくて科学を教えたんじゃない

この作品の第四章 猛射つ(うつ)にレールガンと言うものが出てくる。湯川は、高校の「物理研究会」と言うサークルの後輩である古芝伸吾に、サークル廃部の危機を救う為、入部勧誘のインパクトある実験テーマとしてこのレールガンを教えた。このレールガンが大きな意味を持つことになるが・・・。

さて、このレールガンだが、作品の中にも説明されているが、色々な意味でまだ武器にはならない(と思われていた)。

しかし、この作品を丁度読んだ時に、ネットでふと見つけてしまった。ASCII.jp:米海軍、艦載用レーザーとレールガンの最終テストを完了動画:米海軍、電磁レールガンの艦載発射試験を発表。2016年度に統合高速輸送艦に搭載 - ライブドアニュース等ネットに幾つもの記事が掲載されており、しかもその実験の動画まで掲載されていた。

レールガンの原理は非常に簡単だ。がそれが武器になるか?昔のレーザー光線がSFやアニメまんがに良く登場したが、未だ表立った所ではあまり利用されていない。そう武器としては(?)

しかし、このレールガンも同じくSFや漫画の世界の物と思っていたが、これはもう漫画やSF作品の中の話ではない。おそろしい事にならなければ良いが・・・。


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