社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

東野圭吾『マスカレード・ホテル』

2014-03-01 01:06:52 | 趣味(読書)

また新しいシリーズになりそうな作品だ。東野氏の作品には、既に、余りにも有名な湯川学の『ガリレオ』シリーズがある。そして『加賀恭一郎』シリーズも。それぞれ映画やドラマにもなっている。

しかし、この作品には新しい主人公が登場する。上記のどのタイプにも属さない警部補新田浩介。

史上稀に見る不可解な事件が発生した。連続殺人事件であることは明白だが、それぞれの被害者には何の繋がりもなく、犯行の手口にも共通点はない。それにも拘らず連続殺人事件と断定できるのは、犯人が現場に共通のメッセージ(暗号)を残しているからだ。そしてその暗号は次の事件の場所を一流ホテルのコルテシア東京に指定していた。

その暗号の謎を解いたのが、警部補新田浩介。その新田は、コルテシア東京に、ホテルマンとして派遣される。

コルテシア東京のベテランフロントクロークの山岸尚美は、新田の教育係として、捜査の協力をしながらホテル業務をこなしていくが、その中で様々な事件が発生する。それらは全て、犯行を予告した犯人の仕業なのだろうか?

事件の犯人は、大どんでん返しと思う。しかし氏の作品では、と言うか大半のミステリー・探偵物は全く例外的な人物が犯人とはならない。つまりかならず話しの中に出て来た人物が犯人であるのだが・・・。

互いの立場から、最初は、いがみ合うが、いつの間にか信頼しあう2人。新田浩介と山岸尚美。そして最後は・・・。次にシリーズができるのだろうか?

CCF20140228_00000

書籍名:マスカレード・ホテル
著 者:東野圭吾(ひがしのけいご)
発 行:2011年9月10日初版発行
発行者:加藤 潤
発行所:株式会社集英社
価 格:1600円+税

不可解な連続殺人事件の犯行現場は、超一流ホテル。
容疑者も、ターゲットも不明。事件解決のため、一人の男が選ばれた。

完璧化けろ。
決して見破られるな。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿