宮部みゆき『悲嘆の門』上下を読んだ。この作品を読んだ事で、順番は逆になったが、今回の『英雄の書』を読む事になった。それでやっと、この物語がつながった。
『悲嘆の門』に登場した狼の森崎友里子。『英雄の書』は、この森崎友里子が狼になるまでの物語だ。詳しい内容を今更私がここで掲載する必要もないだろう。
しかし、途中から友里子の従者の『ソラ』が何者か?と言う疑問への回答がある程度予測はされたが・・・。
書 籍:『英雄の書』 縦2段組み566ページ 初出『毎日新聞』夕刊 単行本『英雄の書』(上下) | |
物語を疑え。 宮部みゆき、 究極の破戒作! こんな今だからこそ、読んで欲しい。 日常を立て直すのは、英雄ではない。 わたしたちだ。 | 現代日本で、もっとも物語に愛されてきた。ベストセラー作家が、深遠なる禁忌挑む! 森崎友里子は小学生。中学生の兄・大樹(ひろき)が、学校で同級生をナイフで刺し、そのまま逃走、行方不明になった。友里子は兄が心配で、彼のしたことが信じられなくて、途方に暮れる。そんな彼女に、優しく語りかけてくる本があった。本が言葉を話す!?それが、兄を救い出すべく、彼女が旅立つ壮大な冒険のはじまりだった・・・・・。なぜ私たちは、物語を紡ぐのか。英雄を求めるのか。宮部みゆき、最大の問題作にして、究極の破戒作! |
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