社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

この時期の辞令に思う事。グルーバル化とセカンドライフ

2011-07-02 11:35:50 | 政治

昨日、(親)会社の辞令が発表された。イントラ掲示板に。この時期には珍しく全社辞令で22ページもの非常に多岐に渡る組織変更・移動だった。私が知る限りこの時期の辞令としては大変珍しい。大震災による業績への影響が多少反映されているとは思うが、会社の事前発表からするとずいぶん前に検討・計画された物だと思われる。

つまり、先月末の株主総会が無事終わり、新しい経営陣でスタートする為に、その象徴的な事業展開をスムーズに行う為の大変ドラスティックな辞令だった(と思われる)。辞令の範囲は、全世界の拠点・関連会社まで及んでいた。

一瞬何が起きているのかわからないくらいの多くの人の移動。よくこれだけの人の移動が、管理できるものだと思わず関心した。

当社グループは、今では連結売上の半分以上が既に海外となっている。そして社員も。これが意味する事を改めて、今回の辞令が感じさせてくれた。そう働く国は既に日本ではないと言う事を。生産部門、調達部門、マーケティング部門、経理部門等どの部門だろうとスタッフ部門だろうと、もはや日本だけで仕事が成り立たなくなっている。

従って、海外で仕事する事に対応出来なければ、自然と仕事がなくなり、特定の仕事を選択せざるを得ないと言う事になる。

当社グループには当社グループ向けに、福祉的なサービスを行う会社がある。社員の出張などの交通機関の切符手配や旅行、各種保険、住宅関連、物品販売等を行っている。先日も、この会社に当社にも出向されていた元上司が、出向となった。

今回の辞令にふと目を止めると、既に定年を過ぎた元上司の名前を発見した。東南アジアの会社へトップとして出向となっていた。「エー、既に定年過ぎて再雇用のはずだけど・・・」同じく、その元上司と同じ部門から、もう一人知っている方は発見した。そしてその方は、上記の福祉の会社へ移籍となっていた。

うーん、たしかに、なんとなく分かるけど、実はどちらの方も定年を過ぎておられた。しかしひとりは海外子会社のトップとして出向。もうひとりは福祉サービスの会社へ。

当社グループではこの福祉サービス会社への出向となるとほぼ先はない。もちろん元の部門へ帰る事もないし、帰る部門が存在するかもわからない。本当に第2の人生、つまり今までの仕事と全て忘れて、新しい人生を社内で始める様なものだ。

しかし、一方で定年を過ぎていようが、必要とされれば、海外への赴任も要求される時代となった。ご本人にとっては、生きがいでもあり、リターンもある為、こう言う状況にある方は、仕事ができる間、頑張る事ができるのだろう。そうセカンドライフなどを考える必要もない気がする。

そして、一方で福祉のサービス会社へ、50代(つまり定年前)から出向となった方が今回でも非常に多くいた。こちらの方は社内で新たな道を求めて仕事をされることになるが、既にあらたなセカンドライフが始まっているのかも知れない。

しかし、私の場合は、生きがいのある道を今年中に見つけられるか?それだけに掛かっている気がする。もちろんそれは残り定年までをフルパワーで仕事する事を意味しているのだが・・・。定年以降はないと思っているが・・・。


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