社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

技術部の業務改善計画(PDMやBOMの概念を教えても理解できない?)

2011-01-16 07:27:05 | 会社の仕事

昨年は、管理部の部長から色々アドバイスを求められるようになった。その部長からの相談で、昨年末からついに首を突っ込み始めたのが、技術部の業務改善だ。この部長は2年前から、技術部の業務に課題があると認識して、ジッと待って来たが、どうも我慢の限界らしく、昨年の9月から大手コンサルタントを使って、この業務改善の作業を進めていた。

実は、別の方からこの技術部の問題については聞いており、私も認識していた。親会社から出向された方々が2年かけて、指導したが、改善されず、既にさじを投げていた。従って、私は上記の部長が外部コンサルタントを使って進めたいと相談を受けた時に、最終手段として了解した。

結果その外部コンサルタントが最初のレポートを出して来た時に、このコンサルタントの落ちを予測した。優秀かどうかは別にして、的確に当社の技術部の現状と部員の意識をとらえていたからだ。そして、導く所も・・・。最初のレポートに既にBOM(Bill Of Materials:材料表或いは部品表)つまり機械(組み立て型)製造業等では必須の概念を使ってその説明がされていた。

上記で述べた親会社から出向の方達が言っていたのも、このBOMだが、別にこれだけではなかった。業者に製品を作ってもらう為にその制作指示となる図面や材料表、もちろん材料を調達する為にも、図面や材料表が重要だ。その図面は間違いなく最新の物であり、物件ごとに管理されなければならないし、同じ工事なら、以前の工事から、その持ってこれる様になっていれば良いし、間違いが起きたら、その間違いを修正し、皆で共有する仕組みなども必要だ。もちろん品物の名称は型番等は会社で統一されていなければならない。各部品はその仕様を共通化され人に寄って使い方が変わる等あってはならない等・・・

と言うのがある意味できていれば良いのだが、そうであれば、上記の部長さんも何も言う事はないだろう。そう、実はこれ以前の問題があった。そうまったく改善する意思も意欲もないのだ。図面等のお客様に提出する書類の作成が遅れても、図面や材料表が間違っており、外注や調達が間違えようとも、納期が遅れようとも・・・。それに対して何回も会議等で指摘やクレームが起きても・・・。

  • 自分達が仕事を変える必要性を感じていない。
  • むしろなぜ自分達が仕事の仕方を変えなければならないのか?と疑問に思っている。
  • また新しい会社になってから、会議も多いし、書類も増えたし・・・。
  • 絶対的に技術者が少ないのにどうしてこんな事をやらせるのか?先に人員を補充してくれ!
  • 訳の分からない業務をしなくても、残業で対応するから良いではないか??????

と別にこれだけではないが、マアーこんなところだろう。

私が、コンサルタントのレポートで、最初に考えたのは

  • PDM(Product Data Management sytem)或いはPLM(Product Lifecycle Management sytem)を導入する
  • Cad系からBOMだけに絞って、専用システムのアプリケーションを導入する(AutoCad等)
  • RDBMSでBOMに特化してシステムを導入する。
  • 図面管理システムを導入する。

と技術の方が進めたいと思ったテーマを元に、上記のシステムを選定してやればよいかなと考えていた。

が。年が明け、最近はもっとあきらめている。上記のPDMもBOM系もおそらく導入しても、それの使う意味づけが理解できない為、猫に小判となる事を確信している。上記のレベルを既にあきらめ、彼らが、改善したい課題を一つでも挙げてくればそれで、良しとしようと今では考えている。そう積算に時間がかかっており、これを何とか改善したいと言ってきたら、それを改善する方向で良いと思っている。別に箱を先に与える必要はない。

さて、今月にこれも計画を明らかにする事になっている為、何らかも動きがあるだろう・・・。


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