上海帰りのリルです。

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The ceremony to say good by

2014-11-20 23:03:00 | From 東京
大切な人のお見送りに行ってまいりました。
納谷 六朗さんです。

私、マウスプロモーション付属俳優養成所の二期生でした。

納谷さんは、そのときの先生でした。

私は、養成所を卒業しただけで、プロにはなれなかったけど、

納谷さんには、いろいろ…ほんとに芝居以外のこともいろいろ教えていただきました。

素晴らしい方でした。
納谷さんにも話したんだけど、私は、日本語教師として、フランスで、上海で、納谷さんに演技を教わったと言うと、
「すごい!」と言われたんですよ。
そして、「だから、私は、いい日本語を話します」って言ったの。それで、学習者は、私を尊敬してくれた。ほんとにすごいのは、納谷さんなのにね。だから、その分、一生懸命教えたんですよ。

納谷さんは、手を抜かなかったから。

いつも、勉強していたから。すっごく勉強しているのに、「勉強している」って言うのはかっこ悪いことだから、言わない

うん。私が納谷さんから学んだのは、

男の子はみんな二枚目がやりたいってこと。
それが似合うかどうかは別だけど。

納谷さんは、二枚目でした。いつもかっこよかったです。

私を「さちよ」って、呼び捨てしてくれるのは、Tさんと、納谷さんだけです。

そして、私は、納谷さんにそう呼ばれるのが好きでした。あの声だもんね


今日、最後のお別れのときに渡された胡蝶蘭を見て、涙出ちゃった

偶然だけど、カズキさんに作ってもらったリルのシンボルアートの白い蝶々に見えた。

私は、まだまだ、そちらへは行けません。でも、さびしいから、私の気持ちを一片込めて、白い蝶々のようなお花を納谷さんのおそばに置きました。

納谷さんを乗せた車を見送るときに、ちょうど降り出した雨は、まるで、六さまの旅立ちを見送るための演出のようでした。

最後の最後まで、
かっこいいって、思いました。


写真は、「青い街」http://aoimachi.net/のアーティスト・スギオカ カズキさんに作ってもらったマイ・シンボルアート