上海帰りのリルです。

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SAYONARA

2012-07-24 21:47:00 | 劇団ステージドア'12
 フランス語には、別れの言葉が「Au revoir!」と「Adieu!」2つあります。

 Au revoir!は、「また会いましょう!」って意味で、

 Adieu!のdieuは神様だから「神様のおそばに」って意味…

 いろんな国の別れの言葉は、この二つの意味のものが多い。

 それなのに、日本語の「さよなら」「さようなら」って、「それでは…」っていう意味でしょ。ひとつ終わって、次に続ける言葉。

 ※参考:『日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか』竹内整一著(ちくま新書)


 なんかそんな風に区切りをつけることを大切にする人たちなのね、日本人。

 次に進むために、さよならすることってあるもんね。


 劇団ステージドアの反省会に行ったら、今年の公演を最後に卒業する人が二人いました。

 ひとりは結婚して田舎に帰ったアカリちゃん。

 もうひとりは、作詞・作曲・音楽監督のそのら先生。

 そのら先生はねー、プロでアレンジとか作曲とかしていらして…

 その後大学院に入り直して、今、院生。音楽療法を学んでいらっしゃる。

 今年は、論文を書く必要があって、音楽療法士の資格試験があるから…

 そして、今、気持ちが華やかな、作曲家…みたいな方向じゃなくなったんですって。

 だから、劇団ステージドアの音楽作りとはさよならだけど、

 そのら先生も新しい世界への旅立ちです。


 なんか「ありがとうございました。」としか言えなかったけど、

 私、そのら先生の作ってくださる曲、だーいすきでした。

 特に今年のマリーの歌!あれ、ほめてくれる人が多かったけど、

 あれ、初めてメールで音源(仮カラオケ)と楽譜をいただいたときに、

 「これは本格的に歌い上げてください。」ってメッセージ付きだったのよ。

 台本には書かれていないマリーの人生が描かれた詞、

 マリーの気持ちを乗せるメロディー……

 あんなに素敵な歌を歌わせていただいて、マリーは、ほんとに幸せでした。

 「今までリルさんが劇団ステージドアで歌った歌の中で一番!」って感想ももらいました。

 それは、そのら先生が、ちゃんと私の声に合わせて書いてくださったからだと、思います。

 今まで10年間、たくさんの歌をありがとうございました。

 きっと、そのら先生は、音楽療法士としても、いい先生になるんだろうなーと思います。