上海帰りのリルです。

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訳者本読み

2012-01-16 21:23:00 | 劇団ステージドア'12
 いよいよ稽古が始まりました。

 昨日は、今年最初の稽古。

 まずは、作者本読みならぬ訳者本読み。我が劇団ステージドアの座付き作者は、Mr.ヒューイ・ロックフィールドなので、

 いつも、稽古初日は、翻訳をした座長が、台本を読むのであります。

 座長は、このミュージカルの演出でもあるので、一度、全部音読してから、各役柄について、「この役は、こんなふうにしてほしい」って話をします。


 さて、今年の私の役・マリーは、大企業の社長夫人なのであります。元秘書だったんですけどね、「結婚して私を助けてくれないか」なんて言われて、結婚した人です。

 それが、なんかまー、ずれてきたのでしょう。

 今、別のカレと浮気中。夫から身を隠すために、お気に入りのホテルに来たの。もちろん、カレと一緒に。カレねー、元パイロットなんだけど、事故を起こして、パイロットやめて、今、アルコール依存症…早く立ち直ってほしいのよ…って感じ。



 はい。そうなのよ。こんな役、初めてなの。

 今年の作品は、ホテルが物語の舞台。実は、この作品は、十年前に上演した作品の改訂版です。10年前は、私、このホテルのパーティーに呼ばれた大物歌手でございました。

 その10年前、この人妻マリーを演じた人は、私とぜーんぜんタイプの違う人。

 座長が言うのよ。

 「この役を書きながら、このセリフ、あなたが言うんじゃ合わないところがあるんじゃないかと思った。」とか、

 「きっと、言いにくいと言ってくると思う。」とか、

 「まあ、やりようによっては…もっと、おきゃんでもいい。」とか。

 うん、もう。“おきゃん”は、劇団ステージドアでのキャラであって、

 いつもの私は、違うのに。ねぇ?

 でも…マリー役は、簡単じゃないよね。

 今年は、あんまりきゃぴきゃぴできないけど、面白いおばあちゃん姉妹と一緒に歌って踊るナンバーがあるので、それが、とーっても、楽しみです。きっと、これ、面白いよ!

 6月30日と7月1日@青山円形劇場です。見に来てねー! 


 ☆おまけ
 私(as マリー)のカレはパイロットだったので、『私の彼はパイロット』の動画を貼っておきます。