上海帰りのリルです。

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ハロンの昔話ともうひとつの昔話

2009-09-09 22:53:00 | 新入社員 from ベトナム(2)
 ハロン湾を眺めて育ったダンさんが、『ハロン湾の昔話』をしてくれました。

「むかしむかし、私のふるさとは、きれいで平和な国でした。この平和な国をほしいと思った国と戦争になりました。

 敵が攻めてきたとき、天の神様が、天から龍を下界に行かせました。母の龍と子どもの龍です。

 海に着いた親子の龍は、ベトナムの人を助けました。口から宝石を吐き出して、敵からベトナムを守りました。

 龍が吐き出した宝石は、島に変わりました。ハロン湾には、小さい島がたくさんあります。

 ハロンは、『龍が下りた』という意味です。

 ハロン湾は、龍の体の形です。この山は、母の龍の頭です。この砂浜は龍のしっぽです・・・」

と地図を見せながら、説明してくれました。

 ここまでは、ベトナムのガイドブックにも書いてあるよね。

 でも、ダンさんの話は続きます。

 「ハロン湾はきれいなところですから、龍は天に帰りませんでした。龍は、今もハロン湾に住んでいます。」って言って、ふふって笑った。

 実際のダンさんの日本語はこんなにきれいじゃなったけどね、一生懸命調べたことを話してくれたから、私は、わかったよ。

 発音が悪いことを自覚した彼らに

「(私たちの日本語は)リル先生だけわかります。」なんて言われちゃって…ショック!…そうだよね、ふつうの日本人が(仕事中に)私ほどじっくり聞いたりはしないよね…

 あああ、しみじみしてる場合じゃないよ!>あたし

 このあたしが教える生徒だ。一週間で、発音を変えてみせようじゃないか。


 さて、もうひとつは、日本での話。むかしむかし、名作『ハイジ』の裏番組の『ヤマト』が好きな男の子がいました。だから彼にとっては『ヤマト』が表だけど。その子は、学校で使うノートの表紙にヤマトみたいな宇宙船を描いたりしていました。その子は大人になっても、宇宙船を描くのが好きです。絵を描く道具は変ったけど。『復活編』前売り券の特典のクリアファイルのヤマトは、そんな人が描いたヤマトです。そんな気が、すごーくします^^