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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

大事なことほど小声でささやく

2023-05-01 20:08:37 | 邦画
日本映画を積極的に見て行こうって言う企画で見た作品
実は見終わるまで知らなかったんですが、原作ありきで作られた映画だったのね
それも原作者は健さん晩年映画の「あなたへ 」の原作者である森沢昭夫の同名小説の映画化作品だったのね
 
主役の後藤剛範の肉体美っていうか肉体キャラを生かした作品なんですね
彼は昼はジムで肉体を鍛え、夜はジム仲間たちが通うスナック“ひばり”を営むゴンママこと権田鉄雄を演じている
そうゴンママということで肉体マッチョですがおかまなのね
そしてバーテンダーのお姉ちゃんはレズときてる
ある意味LGBTをメインにしてるものの
それはあくまで多様化の現代の象徴としてのキャラづけだったんでしょうね
 
そして昼はジムに夜はスナックに集まる個性豊かな面々は、それぞれ悩みや悲しみを抱えており
酒のつまみの話として各人それぞれの人生に悩みを抱えており
それを語ることと、ゴンママとバーテンダーが作る悩みに沿ったカクテルと一緒に添えてくれる言葉と悩みを語り尽くすことで悩みを解消させていくって言うのが原作だと読めるんですが
 
映画はそんな人物の一人の歯医者さん夫婦をクローズアップしてます
オープニングでは原作同様の人物たちを多分出してたきてると思いますが
その全部を語っていく訳にいかんしって言う脚色なんですね
で件の歯科医には深水元基、そしてその妻には遠藤久美子さん
 
ってエンクミさん、まさかの監督横尾初喜さんの実生活での奥様ですよね
ってことで幼児を亡くしてしまいその娘の死から立ち直れずにいる歯科医者
それによって耐えてきてる妻もおかしくなりつつある様を見せて
それでも生きていくって言う人間がゴンママの一言によって・・・
まぁそれだけの映画
そう観客を泣かせに行こうって言う魂胆で作ってきてるからねぇ
 
ある意味後半から主役何交代した物語は歯科医夫婦の再生野お話には転換されていくことになる
まぁ泣かせようっていうとこは個人的にはいただけないものの
映画としてはこれでいいんだろうな
 
2022年製作、日本映画、「大事なことほど小声でささやく」製作委員会作品
森沢明夫原作、横尾初喜監督作品
出演:後藤剛範、深水元基、遠藤久美子、田村芽実、峯岸みなみ、遠藤健慎、アキラ100%、田中要次

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