リベンジ・チェイス 決着の荒野

1月9日にソニーピクチャーズからリリースされたアメリカ映画ですが
映画の舞台は南米コロンビア
従って荒野でも何でもないし、現代版西部劇みたいなウリですが
西部劇風な作品でもない

一応ニック・ノルティとティム・ロス主演ということですが未公開作品
ミニシアターの＜未体験ゾーン＞、＜カリコレ＞そして＜のむコレ＞と言った企画興行にも乗らへん作品ってことで、あとは押して知るべし

もうニック・ノルティほどの年よりの出る幕ではないということなのか
本筋の歪んだ復讐劇よりも実際はコロンビアのハイティーンのお姉ちゃんのプロットの方が実質面白く見られるっていうのは・・・

コロンビアの片田舎で暮らす孤児のレナ、アメリカへ渡航したくも保護者がいなくてパスポートも発給されない
実は数年前に孤児院の教会に騙されて妹がアメリカに養子に出されてしまい
アメリカで妹との生活を夢見るレナは、持ち前の生きる力で
毎日観光客相手にニセの商品を売りつけては渡航費用をを集めていた
ある日、彼女は町に流れ着いたアメリカ人神父をカモにしようとするが
、実はその男は詐欺やスリを繰り返す元軍人の犯罪者だったのだ
彼を追手退役した米連邦保安官の男が執拗に彼を追って自費で賞金まで出していて・・・

追う男にニック・ノルティ、追われる男にティム・ロス
そのロスの手際よい詐欺とスリの手口にアメリカ渡航への活路を見いだしたレナが近づいて
ノルティの執拗な追手を逃れつつ、その日暮らしでの小銭稼ぎの犯罪手口が実に面白く
ニック・ノルティの存在も霞んでしまう訳ですが
結局は二人の対決まで映画をもっていくのですが
なんと二人は義理の親子ってことが劇中語られていくのですが

娘の死はある程度の不可抗力ですし、実際はあそこまで行く前に話合えば解決できているような些細な問題を
老人の一途な意地が・・・ですよね

ニック・ノルティのエピソードを割愛してティム・ロスとコロンビアのお姉ちゃんとのこんまい犯罪手口のロードムービーっていうだけどもちゃんとした1本の作品となっていて
犯罪手口を見せていくってのがケレンとして成立させて行くと
こんな焦点のボケたっていうか老いぼれノルティはいらなかったと思ったのは、私だけ？

コロンビアのハイティーン姉ちゃんを演じていたバレリア・エンリケス
決して美女ではないのですが、なんか不思議な魅力をもってるし
着痩せするんですかねぇビキニになると南米姉ちゃんのボンキュッポンな肉体でして
一気に女優さんDDはKOされてしまいました

2018年製作、アメリカ映画
ジョナサン・ソボル監督作品
出演：ティム・ロス、ニック・ノルティ、バレリア・エンリケス、ルイス・ガスマン