
これって単独で劇場公開された映画だったのね、公開に踏み切ったアルバトロスさんは流石にわかってらっしゃるし、公開した劇場側もそれを観に行ったお客さんもみんなわかってらっしゃる作品
原発事故の影響で放射線を浴びたカブトガニが狂暴化して人を襲うって言うか捕食するだけでなく、二足歩行するタイプに変身したり怪獣並みに巨大化するタイプにまで変身を遂げていく
そして海辺の町を恐怖のどん底に突き落としていくわけで保安官も犠牲になり、その助手と弟の車椅子の高校生の科学クンがこの巨大化したカブトガニを退治すると言うエログロ満載で送る
さらにいろんな映画とかからのパクッじゃなかかったオマージュで彩られた作品となっておりまして久々動物パニックの傑作に遭遇させてもらった作品でした。
オープニング海岸でお姉ちゃんと彼氏がマッパでアヘアヘしてるとこに放射能浴びたカブトガニが二人のアヘアヘを見ていますからお姉ちゃん流石に興醒めしてしまい
まずはこの二人が最初の犠牲者
ってか被害者含めて結構登場人物が多くそれらの人間関係も描いたドラマパートもまずまずの出来ですが、この作品はドラマパートは付け足しでどうでもいいんですよ
要はカブトガニが大暴れし、襲われた人間の吹き出す血飛沫に飛び散る肉片と臓物、笑えるほどの人体破壊描写が楽しい上に
そんなカブトガニたちが泥酔したりゲーム機で遊んだりカブトガニたちも実に楽しく見てる我々を楽しませてくれる姿はあのグロテスクな容貌が実に可愛らしく見れるから不思議ですよね
ってか人間もやられてばかりではなく科学クンが精魂込めて作り上げた対抗手段はなんと先に書いた通りサメ形の巨大ロボ

対するカブトガニも巨大化して

日本のロボットアニメの完全なるオマージュとしての怪獣大決戦に突入するんですね

巨大ロボと怪獣が繰り広げる殴り合いに、巨大ロボのピンチの連続に手に汗握って固唾を飲んで身を乗り出してモニターを見いってる自分がいたんですが
映画としてはもうハチャメチャでツッコミどころ満載な作品でしたが、おっぱい姉ちゃんもヒロインもそしてヒロインのお色気お母ちゃん(って高校の先生なんですよねぇ)もみんな美人さんだったし
ちゃんとこの映画を作った人は観客が何を求めているかを充分に理解した上でこの作品を作っていたとしか思えない。
2021年製作、カナダ映画
ピアース・ペロルゼイマー製作・脚本・監督作品
出演:カート・カーリー、ロバート・クレイグヘッド、アリー・ジェニングス、プライス・ダーフィー
で、本作は逆に何も考えずに観れた、良い意味でも悪い意味でもバカ映画(笑)。
カブトガニの恐怖だけを描いたホラーかと思っていたら、クライマックスでは巨大VS.巨大とな。
なんか全体的にハチャメチャな内容でしたが、監督が親日家だということで、結局はウルトラマンとかその辺の影響を受けての巨大もの対決を撮りたかったんだろうなてのは思いました。
そうですねこちらは「MEN」と違って
作者のはおバカさをこちらも一緒に楽しむ作品
後半の巨大ロボvs巨大カブトガニの戦いを楽しめばそれで良いんですよね
しかし、監督さんは日本特撮ヒーローもののヲタクだった人でしたねぇ
結局これがやりたかっただけですよね