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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

エスケイプ・フロム・イラク

2018-01-11 20:20:44 | 洋画
2時間15分の長尺戦争映画ですがトルコ映画です
オープニングオレンジのつなぎを着せられた女性が砂漠に座らせられて
目だし帽の男に首にナイフを突き付けられ
彼女の回りにはビデオカメラを構えたり、銃を持った男たち

こんな絵はさんざテレビで見せられていますし
他人事だと思っていましたが、日本人ジャーナリストが現実殺されてしまった時件の記憶も未だ消えていません

と言うことでトルコ人の救出をトルコの特殊部隊精鋭7人が処刑寸前に助けるオープニングでの掴みはOKですが
多分にトルコ軍全面協力のプロパガンダ映画と言っても過言でない
日本では昨年の年末にヒューマントラストシネマ渋谷の企画興行<MDGP(MOST DANGEROUS CINEMA GRAND PRIX)2017>にて上映された1本

イスラム国に捕虜となったトルコ人のジャーナリスト救出のために
イラクに潜入したトルコ軍特殊部隊
ISの捕虜処刑ネット配信直前に、人質の救出には成功したものの、
ヘリによる救出地点までの道のりをIS軍の追撃を受けてながら行軍していくそのすきま
すき間に特殊部隊隊員たちの過去のエピソードが挿入され
彼らがいかに特殊部隊隊員になったのかの理由と

過酷な特殊部隊での訓練の様子とかが現在の状況と過去の彼らの映像とがクロスオーバーされていて
多分にこれで尺が2時間超になってしまったようで・・・
途中若い女と少女をISから救うものの
そのため窮地に追い込まれ、死闘の末にようやく合流地点付近の村にたどり着くが

その村にも敵の大部隊が迫っていることを知った彼らは、
人質救出任務をはたしたとしてヘリ撤退するか、
彼が去った後に村人を虐殺するだろうIS軍を阻止するべく村に踏みとどまるか、
苦渋の選択を強いられるが・・・

トルコ国内でもなく、民族的にはトルコ民族を救うためにヘリに村の子供たちを乗せ退避させて彼らはたった7人で200人のIS軍と戦車を待ち受ける

最後の戦闘にイラク国内でしょうか村にトルコ国旗を掲揚し
もう明らかに国威発揚プロパガンダ以外の何物でもない映画ですが
ISと国内外で直接対峙するトルコには現実こういうプロパガンダが必要なんですねぇ

クライマックスでの戦闘シーンの描写は圧巻でしたし
隊長さんと自分の体を盾にして敵スナイパーをやっつけてもらうシーンとか
泣かせる場面はプロパガンダとしての役目を十分に果たしていましたねぇ

2016年製作、トルコ映画
アルペール・チャーラル製作・脚本・監督作品
出演:カグラー・アートグルール、ウフク・バイラクター、アフ・タルクペンス、ムラート・セレズリ、アティルガン・ガマス

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