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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

愚か者のブルース

2024-02-24 20:08:58 | 邦画
広島のラジオ局RCCのアナウンサーでありながら
そのマルチタレントぶりを発揮し文筆業から、映画脚本や監督業にまでその才能を発揮されてる横山雄二氏が作られた“広島県のストリップ劇場”を題材にして「浮気なストリッパー」「彼女は夢で踊る」に続く三部作の完結編だそうで
この三作お話としては繋がってはいません。
 
そこで気付いたんですがこの作品以外に前作二作品のDVDが未見の山にあることに気づきまして
順逆にはなるんですがコレを機会に見ていこうと思っており引っ張り出してきましたので・・・
 
30年前に伝説の映画を一本だけ撮ったもののそれ以来監督の名前だけで何も作品を撮らずに
今はいわゆる女に食わせてもらってブラブラと名前だけで生きてる完全なる”ヒモ“人生を送ってる大根を食わせてるのはピンサロ嬢のタマコ
演じておられるのは崖っぷちアイドルから一躍梨園のプリンセスの愛人となって玉の輿にのろうとしたものの大女優に梨園のプリンスを横取りされた熊切あさ美さん
毎日ピンサロで男のナニを咥えて大根を支えてきていたが
ある日仁科貴演じる昔の男が客としてやってきて、監督とこじらせてしまい、二人は監督の大学の後輩が館長を務めている、廃業寸前のストリップ小屋広島第一劇場に逃げ込む。
 
このストリップ劇場の館長に、3部作の企画者であり、本作では監督・脚本までを務めた横山雄二氏が演じている
そこの住み込みストリッパーにも手を出してタマコと館長との関係までをもこじらせてしまうクズ男大根を加藤雅也が好演しており
なんと廃業を決め壊されていく広島第一劇場の姿をリアルタイムでフィルムに刻み込んでいく横山監督のこの劇場への思いが込められている作品とも言える
 
お話の先は見えてるし、どことなく令和にはそぐわないプロットではあるものの
オチとしてタマコの元カレが大根を刺殺するって言う動機が希薄すぎる
ムリクリオチをつけたって言う感じ
それをさらに大根監督の唯一の処女作をみんなで見るって言う葬儀オチもある意味昭和だった気がする
スタッフとしてもそれなりの才能の片鱗は見られるが
私個人としてはシノプシスがやっぱ昭和から抜け出せないのがなんとも
ただ役者としてはいける人だと・・・
 
熊切あさ美さんもきっかり女優サンしてやっていけると思えるものの
グラドル的に本来は見せるものの隠し方が実に上手いがそこいらに見切り付けられれば女優としても一皮剥けるような気がする
 
ストリッパー役の佐々木心音さんが流石の貫禄だった
 
2022年製作、日本映画、Yokoyama film作品
横山雄二製作・脚本・出演・監督作品
出演:加藤雅也、熊切あさ美、佐々木心音、小原春香、矢沢ようこ、ノッチ、筒井真理子、さいねい龍二、竹内一希、仁科貴、太田光(声のみ)、未唯mie
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エクソシスト 信じる者

2024-02-24 05:05:40 | 洋画
リンダ・ブレア主演で作られた「エクソシスト」からもう、 50年も経過してるんですね
あの映画のヒット以来続編が数本作られ、さらに亜流作品も数多く作られてきた“悪魔祓い映画”も数しれませんが・・・
 50年経た今日、あの記念すべき第一作の何本目かの、そうリンダ・ブレアが演じて数回悪魔に取り憑かれたって言うプロットではない
正統続編が製作されました。
 
って言うのも見終わって調べていたら記念すべき第一作のリンダ・ブレアが演じた役名がリーガン・マクニール
そしてリーガンの母親クリスを演じていたエレン・バースティンが同名の役で再出演されてると言うことで
まぁ最後にはお顔はほとんど見せませんが成長したリーガンも出演されてるってまさかのノンクレジットで容姿が合わないって事で顔ははっきりと画面に出てきませんがリンダ・ブレアが 50年ぶりに
ある意味感動のフィクションの世界とリアルの世界の融合の親子再会って事ですか
 
リーガンとは別の女子それも13歳の二人の女の子にリーガンに取り憑いた悪魔が再び取り憑くって言う
ある意味こちらも正統「エクソシスト」の続編を 50年ぶりに制作したってことになり
と言うことで映画の時代背景の設定がちょっと不明瞭なとこはあるんですがね
まぁ受け入れるしか・・・
ただ悪魔が憑依するのは彼女たちが森で勝手に悪魔寄せをしたためっていうことはきちんとしており
本家「エクソシスト」ではその悪魔が取り憑いたって言う要因はあかされてなかったとこが
そして取り憑かれる女の子の子の一人が黒人であるってとこは今と言う時代を反映させていましたねぇ
 
劇中でクリスに向かって悪魔は“久しぶりだな”って呟くし、なんとクリスは劇中で悪魔に憑依された少女によって両眼をそれも十字架で潰されてしまいます
さらに教会側は前作の「エクソシスト」の経験から悪魔祓いをしないと決め込んで
エクソシスト資格の神父の悪魔祓いを禁じてしまう
そんなことで悪魔に取り憑かれた二人の女の子の親とシスターに妊娠したためになり損なった中年看護師と
取り憑かれた女の子の死んだ母親との関連でハイチの土着信仰の巫女さんと地元の教会の神父たちとで力を合わせて悪魔祓いをするお話
 
まぁそうなると悪魔の誘惑がねぇかなりキツくなるのは必至
ってことで最初は断ってたエクソシストの若い神父も途中から加わるものの経験不足ですから被験者の頭に手を置くから逆に殺されてしまったり
まぁあの1974年の「エクソシスト」にはお呼びもつきませんが散々悪魔に弄ばれる素人集団のジタバタドタバタ振りと憑依された子供のいわゆる反り演技を見せつけられて
挙句生かされる一人を選ぶことで・・・
 
まぁ 50年振りに作られた割りにはさほど怖くも面白くもなくっちゃ身も蓋もありませんが
なんか劇中の親たちどうようにこっちもシドロモドロしてるうに110分が終わったって言う作品でした。
 
2023年製作、アメリカ映画
デヴィッド・ゴードン・グリーン製作・共同脚本・監督作品
出演:レスリー・オドム・Jr、アン・ダウド、ジェニファー・ネトルズ、ノーバート・レオ・バッツ、リディア・ジュウェット、オリヴィア・マーカム、エレン・バースティン
コメント (2)
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